徹夜や深夜勤務でOKでも40代以上になると大きな負担になる!

一晩中目をこすりながら仕事に没頭し、朝日が昇るのを見てもなお、不思議と体が軽い―そんな経験はありませんか?

この現象は、ストレスが疲労感を一時的に抑制するという、科学に裏打ちされた事実によって説明されます。

ストレスが疲労感を減少させるメカニズムは、生物学的に見ても非常に興味深いものです。

ストレス応答として知られるこの反応は、実は体を守るための一時的なシステムです。具体的には、HPA軸と呼ばれる一連の反応が、疲れた体に「まだ大丈夫」と信号を送るのです。

 

でも40代以上になると、徹夜や深夜勤務はできたら避けた方がいいいです。

何故かと言いますと、想像以上に体に大きな負担を与えます。

命を縮めるのです。

徹夜や深夜勤務をすると、自律神経のバランスが崩れて免疫力が低下し、白血球の13%、リンパ球の9%を12時間で破壊するという研究もあります。また、遺伝子にダメージを与えるという報告もあります。

徹夜

体を壊してしまったら元も子もないです。

仕事によっては転職も考えるべきです。

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一晩徹夜しても意外に元気なワケ

出典;news.yahoo.co.jp

このプロセスでは、ストレッサーと呼ばれる外部からの圧力が視床下部によって検知され、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)が分泌されます。

CRHは脳下垂体を刺激し、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の放出を促します。

ACTHは副腎皮質に作用し、コルチゾールなどのホルモンを分泌させます。

これらのホルモンは、炎症反応を抑えることで疲労感を和らげる効果があるのです。

 

疲労感が減ると、私たちはより長時間活動を続けることができます。

これは緊急時、例えば重要なプロジェクトの締め切りに追われている時などに役立ちます。

しかし、この「元気」は一時的なものであり、体内の細胞は依然として疲弊している状態です。

長期的には、このような状態を続けることは過労死につながるリスクとなり得ます。

若い内はやも得ないとしても、40代以上になったら絶対に避けるべきです。

 

徹夜をしても意外に元気なのは、ストレス応答が疲労感を抑えているからですが、それはあくまで短期的な解決策に過ぎません。

私たちは、この知識を活用して健康管理に役立てなければなりません。

疲労を感じたら、それは体からの休息を求めるサインです。

ストレスによる一時的な活力に惑わされず、適切な休息を取ることが、持続可能な働き方と健康を保つために不可欠なのです。