仮面性高血圧という高血圧は特に注意が必要！

高血圧は、見えない脅威として知られており、特に「仮面性高血圧」という状態は注意が必要です。

仮面性高血圧とは、病院での血圧測定では正常値を示すものの、日常生活の中で実際には高血圧の状態にあることを指します。

この状態は元気に見える人でも高血圧によるリスクが潜んでいる可能性があります。

元気な人が突然、亡くなる場合もあります。実際、高血圧が原因の車による死亡事故も起きています。定期的に血圧を測って、適切な管理をすることが大切です。

仮面高血圧の人は

仮面性高血圧の人は、通常の健康診断では見逃されがちですが、自宅での血圧測定によって高い数値が確認されることがあります。

このような状態が続くと、心筋梗塞や脳卒中などの深刻な健康問題につながるリスクが高まります。

健康診断で、上が130～139mmHg、下が85～89mmHgだった人は家庭血圧計を購入し、朝と夜の血圧を測ってみましょう。その平均値が上が135mmHg以上、下が85mmHg以上の場合は仮面高血圧といえます。

仮面高血圧の特徴

出典：eonet.jp/health

仮面高血圧の場合は、１日のうちで最大血圧が１４０mmHg以上になる時間が長いという特徴があります。

原因として考えられるのは、加齢にともない動脈硬化や心臓・腎臓などの障害や糖尿病の悪化などがあります。

また日ごろ強いストレスにより血圧が上がると調整できないまま、勤務中ずっと高血圧の状態が続いてしまうケースもあります。