”1日1万歩”が良いワケ。あなたは知っていますか?

1日1万歩がいいとなんとなくは知ってるけど・・・。
なぜかあなたは知っていますか??
その一つの理由として、アメリカの国立がん研究所の研究グループが40歳以上の男女約5000人について、1日の歩数と死亡率を調べたものがあります。
「1日の歩数が多いほど死亡率が下がる傾向がある。そのピークは1日5000歩。1万歩以上までは大きな差がない。」
上のことから、正しい歩き方を身につけるためには、1日1万歩を目安にすることが重要です。
歩数を増やすだけでなく、歩幅を広げることや、猫背にならないように胸を張って歩くことも大切です。
また、腸腰筋を意識して鍛えることで、姿勢が改善され、さらに効果的なウォーキングが可能になります。
年々、日本人成人の1日の平均歩数が減少傾向にあるということで男性は6465歩、女性は5820歩に留まっているそうです。
ぜひ次のことを意識して1万歩を目指すようにしましょう。
<こまめに歩く>
まとめてやってもこまめにやっても、大差が無いとされています。
ただ、1日1万歩を一気に取り返そうとすると、足腰への負担が大きくなるので、気づいた時にこまめに少なく歩くということをしていきましょう。
血糖値も血圧もまとめて歩くよりもこまめに歩いたほうが下がりやすいという研究があります。
<食べたら歩く>
食後に運動をすると、エネルギー源として血糖が使われ血糖値が下がりやすくなります。
激しい運動は消化不良などを起こしますが、軽く歩くくらいなら支障が出ません。
食後の高血糖は血管にダメージを与えて、心臓病などのリスクになりますので、それを予防するためにも食後に散歩してみましょう。
<歩幅65cm以上広げる>
まずは1日1万歩ができるようになったら、徐々にこちらも意識してみましょう。
「歩幅が狭い人は歩幅が広い人と比べると、約3年後の認知機能低下のリスクが3倍以上になる、という研究結果が出ているそうです。」
男性は70cm、女性は65cm以上が広い歩幅と定義され、この歩幅が認知機能の落ち込みを防いでくれます。
少し歩幅を意識して大きくしてみましょう。
<猫背×!胸を張って歩く!>
肩甲骨を寄せ、背筋を伸ばして歩きましょう。
特に座っている時間が長いと、背筋が丸まって猫背になりやすいです。
その姿勢をリセットせず歩けば呼吸が浅くなります。
肩甲骨を寄せて背筋を伸ばせば、胸郭が広がり呼吸がラクになります。
酸素をたっぷり吸えることで、内臓脂肪も燃えやすくなります。
男性で言えば胸を張ることで、男性ホルモンであるテストステロンが増え、ストレスホルモンのコルチゾールが減るという報告もあります。
<たまに”速歩”を取り入れる>
歩数という”量”以外にも、強度という”質”にも着目してみましょう。
歩きでいう強度はスピードになります。
1日8000歩そのうち20分を速歩にすると、メタボなどの生活習慣病が避けられると言います。
1日1万歩がクリアできたら速歩を取り入れてみましょう。
ぜひ意識して、ウォーキングライフを楽しんでください。