高齢でもピンピン!病気知らずで元気に過ごすには

高齢になっても病気知らずで元気に過ごしたいと願う方は多いでしょう。

実際、高齢者の病気の主な原因の一つは栄養不足です。

これを説明する理論として、“トリアージ理論”があります。

 

トリアージとは、災害時に重症度や緊急度に応じて治療の優先度を決めるシステムです。

この考え方は私たちの体内でも自然に行われています。

ビタミンやミネラルが不足したとき、限られた栄養素は生存に必要な活動に優先的に使われ、長期的な健康維持は後回しになります。

これが長期的な病気の発症に繋がるのです。

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重要な栄養素とはタウリンだった!

出典;www.yomiuri.co.jp

カリフォルニア大学のブルース・エイムズ博士によると、特に重要な栄養素が不足すると老化が進み、病気のリスクが高まります。

その栄養素とは「タウリン」です。

 

タウリンは皆さんもよくご存じのはずです。

というのも、栄養ドリンクなどのCMでよく「〇〇1000mg配合!」などと謳われているからです。

タウリンはアミノ酸の一種で、肉類、乳製品、魚介類に多く含まれます。

特に牡蠣やしじみ、あさり、ホタテなどの貝類や、たこ、いかなどの軟体動物に豊富です。

タウリンは胆汁の生成、神経系の伝達、体内の水分バランスの調整、解毒作用、細胞膜の安定化などに関与し、生命維持に欠かせない成分です。

 

さらに、タウリンはミトコンドリアの機能不全を回復させます。

ミトコンドリアは細胞のエネルギーを生産する重要な器官で、機能が低下するとエネルギー不足により様々な不調が現れます。

タウリンを摂取することで、ミトコンドリアの機能が維持され、慢性的な疲労、筋力低下、免疫力低下、老化の進行、記憶力や集中力の低下などが改善されます。