話題の痩せ薬 マンジャロを打ってはいけない理由

最近、簡単に痩せられると話題になっているのが、マンジャロをはじめとする痩せ薬の存在です。見た目をすっきりさせたい、あるいはアンチエイジング目的で安易に使用するケースが増えていますが、その前に知っておくべき重要な事実があります。

そもそもマンジャロとは、一般名を「チルゼパチド」と呼び、本来は2型糖尿病の治療に使われる医薬品です。

GLP-1

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GLP-1だけでなくGIPというホルモンの受容体にも作用し、食欲を抑えて血糖値を下げる働きを持っています。海外や日本でも同一の薬効成分を持つ別の薬が肥満症治療薬として承認されているほど、確かな体重減少効果があるのは事実と言えるでしょう。

マンジャロを打ってはいけない最大の理由は

出典;www.shinjyuku-ekimae-clinic.info


しかし、医学的な減量が必要ない人がダイエット目的でマンジャロを打ってはいけない最大の理由は、脂肪とともに大切な「筋肉」まで落ちてしまうリスクにあります。同じ仕組みを持つセマグルチドを使用した大規模研究では、68週間で体重が平均約15%減少し、脂肪量も約19%、内臓脂肪は約27%落ちたことが確認されました。

一方で、注目すべきは脂肪以外の重さである「除脂肪体重」も約10%減っていた点です。複数の研究をまとめた報告によると、減った体重の25%から39%が除脂肪体重の減少だったとされています。除脂肪体重には水分や骨も含まれるため、すべてが筋肉ではありませんが、体重が落ちる過程で筋肉も失われている可能性が高いのです。

サルコペニア肥満

サルコペニア


筋肉量が減ってしまうと、基礎代謝が落ちるだけでなく、将来的に転倒しやすくなるサルコペニアやフレイルのリスクが高まります。筋肉は単に体を動かすためだけでなく、血糖を取り込んでエネルギーを消費する重要な「代謝臓器」として機能していることを忘れてはいけません。

もちろん、糖尿病や病的な肥満症を抱える方が、正しい知識を持った医師の管理下で適切な治療として使用する場合は非常に有効な薬です。しかし、美容目的で安易に手を出し、健康を支える筋肉まで削ぎ落としてしまっては本末転倒でしょう。

実は、食欲を抑えるGLP-1というホルモンは薬に頼らなくても、食事と運動によって自分の体内で分泌させることが可能です。野菜や海藻、きのこ、大麦などに含まれる食物繊維を摂取すると、腸内細菌が発酵して「短鎖脂肪酸」を作り出します。これが腸の細胞を刺激し、GLP-1の分泌を自然に促してくれるのです。

さらに、スクワットや腕立て伏せといった筋力トレーニングを続けることでも、食後のGLP-1分泌量が増加することが報告されています。健康的に痩せるために最も大切なのは、単に体重の数値を減らすことではなく、脂肪を落としながら筋肉をしっかり守り抜くことです。まずは日々の食事で食物繊維を意識し、体を動かして自分の体が持つホルモン分泌力を引き出してみてはいかがでしょうか。

 

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医学的な減量が必要ない人がダイエット目的でマンジャロを打ってはいけない最大の理由は、脂肪とともに大切な「筋肉」まで落ちてしまうリスクにあります。by塩じぃ