背中が曲がる根本的な原因は「手首」にあった!

デスクワークや家事を長時間続けていると、知らず知らずのうちに背中が丸くなってしまいます。

多くの人が猫背の原因を背中や肩の筋肉の問題だと考えがちですが、実は意外な部位が関係していることをご存知でしょうか。

 

背中が曲がってしまう根本的な原因は、体を支える重要な筋肉群の機能低下にあります。

特に注目すべきは以下の3つの部位です。

 

体幹の深層にある腹横筋は、体の中心部を安定させる役割を担っています。

この筋肉が弱くなると、体を支える力が不足し、自然と前かがみの姿勢になってしまうのです。

 

肩甲骨周辺の前鋸筋と菱形筋も重要な役割を果たしています。

前鋸筋は肩甲骨を前方に安定させ、菱形筋は肩甲骨を背骨に引き寄せる働きをしています。

これらの筋肉が正常に機能しないと、肩甲骨の位置が崩れ、結果として背中全体のバランスが悪くなります。

 

そして最も見落とされがちなのが、手首の柔軟性です。

手首の硬さが姿勢に与える影響は想像以上に大きく、次のような連鎖反応を引き起こします。

 

手首が硬くなると、その影響は腕全体に波及し、肩甲骨の動きが制限されます。

肩甲骨が正常に動かなくなると、首が前方に突き出る姿勢になり、最終的に背中全体が丸まってしまうのです。

 

この一連の流れを見ると、背中の問題は実は手首から始まっている可能性が高いことがわかります。

だからこそ、猫背を根本的に改善するためには、手首のケアが欠かせません。