スクワットとウォーキングを組み合わせると血糖値は改善できる!

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スクワットとウォーキングを組み合わせると

スクワットとウォーキングを組み合わせることで、筋肉を通じてマイオカインを分泌し、血糖値を効率よく下げることが可能になります。

毎食後に、ゆっくりと次のような方法でスクワットを行います。
①足を肩幅に開きまっすぐ立つ。

②3~4秒かけゆっくりスクワット。

③ひざを伸ばす時も3~4秒ゆっくり行う。

④これを全部で10回繰り返す。

※転倒が心配な方はイスなどにつかまった状態で行ってください。

後は普通に通勤、通学、買い物に歩いて出かけるだけで、終わりです。これを毎日、続ける事で十分なマイオカインの分泌が期待できるので、血糖値が下がるのです。

この方法は、宇宙医学の分野で活躍する専門家によって提唱されたもので、誰でも簡単に始められることが魅力です。

これは宇宙医学の名医である志波直人先生が考案した方法です。

具体的には、食後に行うスクワットは、転倒のリスクを避けるためにも、イスに手を置きながらゆっくりと行うことが推奨されます。

志波直人先生(久留米大学医学部 整形外科主任教授)

整形外科学は四肢や体幹、いわゆる運動器を対象とした治療、予防、研究をする学問です。久留米大学整形外科学講座は、1932年に開講し、2012年で80周年を迎えた全国で11番目に開設された伝統ある整形外科講座です。教室員は現在100名を超え、大学病院(旭町)と医療センター(国分町)、関連病院、関連診療科において臨床研修や基礎研究を行っています。

 

また、ためしてガッテンではスロースクワットを推奨していました。

1週間のうち2回、上のスロースクワットを行うと、筋肉の一部が「桃色筋肉」に変化するそうです。

そうすると血糖値がグーンと下がるとのことでした。

スロースクワット

出典:www9.nhk.or.jp/gatten

 

高橋ジョージさんの血糖値も改善!

出典:twitter.com

また、この運動方法は、糖尿病予備軍である高橋ジョージさんの例に見られるように、実際に血糖値を大幅に改善する事例が報告されています。

 

最近、血糖値の上昇に悩む高橋ジョージさん(55歳、BMI20.7)。

みんなの家庭の医学の番組で血液検査をした際、糖尿病の一歩手前であることが判明しました。

しかし、それ以来特に運動もしていないし、血糖値の上昇が気になっているとか。

高橋ジョージさん曰く。
「いろんなもん試しましたけど一朝一夕では出来ないですよね」ということだったのですが・・・・・。

 

高橋ジョージさんの血糖値と肝臓のエコー検査をしたところ、空腹時血糖値は116の糖尿病予備群でした。

肝臓の状態も約10%~20%の脂肪がたまっている軽度の脂肪肝であることが判明しました。

また、問題のマイオカインの分泌量は、安静時2.5pgで、運動後もまさかの2.5pgで、変化ゼロで感受性が極めて悪い体質であることが判明しました。

 

そこで、志波直人先生が通勤で歩くことがない高橋ジョージさんに、次のうような特別ルールを作りました。

①毎食後10回スクワット+15分ウォーキング

②食事内容は普段通りでOK

③1周間実施

高橋ジョージさんは、この特別ルールを実践したのです。

1週間後、感想を聞いたところ、「最初長く感じた距離が段々そうでもないなと思うようになってきた。全く歩かない人が歩き出すとそういう感覚になる。」ということでした。

 

結果は、空腹時血糖値が116→104となり、1周間前に比べてマイナス12も下がりました。


それで、高橋ジョージさんは、「104だったら続ければ2ケタに戻せる希望も見えてきた」ということで、今後も継続して行くことを誓いました。

 

血糖値スパイクにもお勧め

血糖値スパイク

出典:sanpogarden.hatenablog.com

空腹時血糖値が低くても、「血糖値スパイク」を起こしている場合があります。

NHKあさイチでは、間食をよくする人や痩せ過ぎの人は「血糖値スパイク」になりやすいと、注意を促していました。

そういう人でも、食後にちょこっと「スクワット&ウォーキング」は効果があります。