糖尿病患者で手足が痺れたら・・・・
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痺れがひどくなると壊疽になることも
糖尿病性神経障害でまず、現われる症状は、足の指先の痺れ、足の裏に何かついているような違和感、こむら返りなどです。
大きな特徴は、必ず左右両端に痺れが起こることです。
もうひとつの特徴は、手足の痺れが先端から始まることです。
手袋や靴下をはく部分に起こるので、グローブ・ストッキングタイプと呼ばれます。
さらに障害が進行すると、皮膚の感染、皮膚の潰瘍、顔面神経麻痺などいろいろな部分に影響がでます。
知覚神経障害が進行すると、痺れや違和感がひどくなります。
痺れは健康な人には想像もつかないほどつらいもので、まったく眠れなくなるほど悪化することもあります。
ときに痺れは痛みに変わります。
さらに悪くなると、細小動脈ばかりでなくやや太い動脈まで詰まり、壊疽を起こすことがあります。
壊疽になると足を切り落とすという最悪の状態に陥ります。
また、末期段階まで進行すると、全く神経が機能しなくなります。
こうなるとつらかった痺れや違和感を全く感じなくなります。