肉食生活は早死に?それとも若返って長生き?
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長生きするには肉!若返りに必要!
肉には必須アミノ酸が豊富に含まれており、特に高齢者にとっては栄養失調を防ぐためにも重要な食品であるという説もあります。
高齢者は、若い頃に比べて食事量が減少し、腸の吸収力も低下するため、たんぱく質不足に陥りやすくなります。
このたんぱく質不足は、筋肉の減少や免疫力の低下を招き、老化を加速させると考えられています。
若返りには肉は必要なのです。
たけしのTVタックルでも長寿と肉の関係が取り上げられました。
高齢になるほど栄養失調になる
なぜ高齢になるほど肉を食べないといけないのか?
若返りには必要なのか?
それは、肉を食べないと栄養失調になるからです。
日本人の場合、40代で魚が4割、肉が6割あったものが、70歳以上ではこれが逆転して魚が6割、肉が4割となっています。
魚も肉も同じたんぱく質だから問題ないのではと思われるかも知れませんが、吸収力という点では肉のたんぱく質の方が吸収されやすいのです。
同じ量を食べても、食べる肉の量が減ると、吸収されるたんぱく質の量が不足してしまいます。
加えて歳をとると食べる量も少なくなり、腸の吸収力も弱まっていきますので、たんぱく質型の低栄養状態(栄養失調)になる人が多いのです。
栄養失調は老化を加速させる
たんぱく質型の低栄養状態が良くないのは、老化を加速させるからです。
たんぱく質型の低栄養状態になっているかどうかの判断は、血液検査のアルブミン値で知ることができます。
アルブミン値が3.8gを下回っていたら、たんぱく質型の低栄養状態です。
60歳を過ぎたら血液検査をしてチェックしてみる必要があります。
栄養失調になると体の筋肉が分解されて足がやせ細ってしまいます。
免疫力も低下し、脚がむくみやすくなったりします。
ある65歳以上の高齢者の調査では、栄養失調つまりアルブミン値が低い群では、高い群に比べて活動能力が低い結果となり、低栄養は老化を加速させるということが確かめられています。