若年性アルツハイマー病は今や働き盛りの世代にも発症する深刻な問題!

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物忘れとアルツハイマーの違い

物忘れ

街角調査の結果でも、物忘れは誰にでもあるようです。

でも、一般的な物忘れは、ほとんど判断力は低下しないので、日常生活にはそれ程支障が生じません。

 

ところが、アルツハイマーでは、「布団の敷き方がわからない」「年齢や日付をきいてもわからない」「自宅へ帰る道がわからなくて、パニック障害に陥ってしまう」「幻想や妄想で夫が浮気している」などなど・・・。

判断力が低下して日常生活にも支障が生じてきます。また、物忘れが数年単位でゆっくり進行していきます。

 

アルツハイマーになりやすい人

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アルツハイマーは加齢や生活習慣が原因で、とくに社会との交わりが少ない1人暮らしの人は要注意です。

対人接触率が少ない人は多い人に比べて、その発症率は8倍になるといいます。

 

また、糖尿病のある人は正常な人に比べてアルツハイマー病の発症率が3~4倍、高くなることも最近の研究でわかってきました。

アルツハイマー病は、「脳の糖尿病」とも言われています。

脳内でインスリン抵抗性が発生すると、脳でのグルコース利用効率が低下、さらにアミロイドβの蓄積→脳の神経細胞が変性死(脳の萎縮)といった経過で、アルツハイマー型認知症が進行していきます。

糖尿病予備群の段階から、アルツハイマーのリスクは高まっているので、生活習慣の見直しが重要です。

 

また、次のような生活をしている人も、アルツハイマー病になりやすいです。

日頃から注意するようにしましょう。
①ストレスをためやすい生活
②毎日飲酒する
③タバコを吸う
④食事のメニューが偏っている
⑤運動不足