40歳~50歳でも発症する若年性認知症は病気を早める!

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若年性認知症の進行を遅らせるためには

物忘れ

若年性認知症の進行を遅らせるためには、これまでの生活習慣を維持し続けることが重要です。

就労支援や生活のリズムを保つためのサポートが、社会的な役割を果たし続けるために必要です。

認知症の進行を遅らせるためのセルフケアとして、自分らしい生活を続けることが大切であり、家族や支援者の協力が求められます。

 

街角調査の結果では、物忘れは誰にでもあるようです。

一般的な物忘れは、ほとんど判断力は低下しないので、日常生活にはそれ程支障が生じません。

 

ところが、若年性認知症では、「布団の敷き方がわからない」「年齢や日付をきいてもわからない」「自宅へ帰る道がわからなくて、パニック障害に陥ってしまう」「幻想や妄想で夫が浮気している」などなど・・・。

判断力が低下して日常生活にも支障が生じてきます。また、物忘れが数年単位でゆっくり進行していきます。

 

若年性認知症になりやすい人

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若年性認知症は加齢や生活習慣が原因で、とくに社会との交わりが少ない1人暮らしの人は要注意です。

人々が集まり、情報や経験を共有する場も重要です。同じ立場の人々との交流は、心理的支えとなり、孤独感を和らげるのに役立ちます。厚生労働省が提供する「若年性認知症ハンドブック」も、病気の理解を深めるための参考資料として活用できます。

対人接触率が少ない人は多い人に比べて、その発症率は8倍になるといいます。

 

また、糖尿病のある人は正常な人に比べて若年性認知症の発症率が3~4倍、高くなることも最近の研究でわかってきました。

若年性認知症は、「脳の糖尿病」とも言われています。

脳内でインスリン抵抗性が発生すると、脳でのグルコース利用効率が低下、さらにアミロイドβの蓄積→脳の神経細胞が変性死(脳の萎縮)といった経過で、アルツハイマー型認知症が進行していきます。

糖尿病予備群の段階から、若年性認知症のリスクは高まっているので、生活習慣の見直しが重要です。

 

また、次のような生活をしている人も、若年性認知症になりやすいです。

日頃から注意するようにしましょう。
①ストレスをためやすい生活
②毎日飲酒する
③タバコを吸う
④食事のメニューが偏っている
⑤運動不足