このままでは日本人の骨が脆くなってしまう!

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骨細胞の驚くべき役割~臓器を活性化する働き

骨粗しょう症になると早く老ける

出典:calcium.saraswati.cc

骨細胞の驚くべき役割が、神戸大学 医学部附属病院 血液内科と北海道大学 大学院歯学研究科の共同研究で突き止められました。

骨細胞は骨の基本細胞で、骨において90~95%を占める骨の主要細胞です。

 

骨細胞が、全身の臓器を操る黒幕であることが、マウスの実験で判明したのです。

出典;calcium.saraswati.cc

遺伝子操作で骨細胞にダメージを与えると、マウスはまるでおじいちゃん、おばあちゃんになったように急に活力が低下したのです。そのことから、骨粗しょう症になって骨細胞がダメージを受けると、老化現象が表れてくるということが突き止められたのです。このことは、人間も同様になると考えられています。

 

骨細胞は、私たちの体にかかる重力や運動刺激を感知して骨の健康に重要な役割を果たすことが知られていました。

ところが、今回、全身の健康、とくに臓器を活性化する働きがあることが突き止められたのです。

骨細胞がなくなってくると、免疫力や赤血球が低下し、動脈硬化を引き起こし、インスリンの低下が起きるのです。

さらに、認知症の原因にもなることが判明してきたのです。

つまり骨がスカスカ、骨粗しょう症になると、骨細胞がダメージを受け早く老けるということです。