故岡本太郎も絶賛した謎めいた縄文土偶の美!
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老子は古事記から学んだ?
私が「老子はやはり日本の古代に学んでいた」と直感したのは、古事記の解説書である「言霊百神」という本を読んだ時です。
古事記によると日本の国づくりは、伊邪那岐、伊邪那美の2神により国づくりが始まったとされています。
その国づくりの有様を伊邪那岐の「〇〇」と伊邪那美の「〇〇」に例えて、書かれてあるのです。
それは、老子が女性〇の奥の奥に万物の根源にある超越次元を見ていたのと全く同じ発想です。
言霊学というのは、天地のはじめから国づくりまでを日本語の50音図で解き明かした学問です。
初めての方には、わかりずらいかも知れませんが、伊邪那岐、伊邪那美の国づくりの場面を少しだけ取り上げてみます。
吾(わ)が身(み)は成(な)り成(な)りて、成り合わざる処、一処あり。
成り合わざる処とは〇〇のことだとばかり思っていましたが、アイウエオの母音の一つ一つを発音してみると、同じ音がどこまでも続いて変化することがないのです。つまり、母音の姿を伊邪那美の女陰に例えてあるのです。
吾(わ)が身(み)は成(な)り成(な)りて、成り余れる処、一処あり。
キシチニヒミイリの父音を発音してみると、音が二段に組み合わされていて、親音イが余音(よいん)として続いています。つまり、キシチニヒミイリの父音の響きを鳴り余れる音として伊邪那岐の男根に例えてあるのです。
吾が身の成り余れる処を、汝(な)が身の成り合わざる処に刺し塞(ふた)ぎて。
父韻を母音の中に刺し塞(ふさ)ぐように発生することです。例えばカ行を刺し塞ぐように発生すると、キア(k・a)=カ、キエ(k・e)=ケ、キオ(k・o)=コ、キウ(k・u)=クとなります。その他の行も同じです。
さらに、「汝(な)は右(みぎり)より巡り逢え」のミギリは身切りの義で、女〇の形、母音のことだそうです。確かに女〇は身が切れています。
そして、「我(あ)は左(ひたり)より巡り逢はむ」のヒタリは肥垂り(ひたり)の義で、男〇の形、父韻のことだそうです。
そして、「女人(おみな)を言先立(ことさきだ)ちて良(ふさ)はず」
子音を生もうとして母音を先に発音し父韻を後にすると、a・kではカという子音にはならないが、父韻先に発音し母音を後にすると、k・a(キア)で初めてカとなります。だから、右に廻ると水蛭子(ひるこ)が生まれ子音にならないのだそうです。ところが、左に廻ったら、次々と子音(国)が生まれていったのです。
こういう形で古事記を読み解くというのはもう神技ですね!
実際、キリスト教や仏教などの謎とされる部分もこの方法で読み解けると書いてあります。
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