あなたの口紅は大丈夫?~人口着色料の”赤色3号”が アメリカで使用禁止

先日、アメリカで合成着色料「赤色3号」が食品や飲料、経口医薬品への使用を禁止されたと報じられました。
これは、動物実験で発がん性が確認されたことが理由です。
日本では、海外で使用制限がある着色料が多く使われています。
赤色3号は少なくとも数十種類のキャンディーや食品、飲料などに使われていますが、大手の中には一切使用しない、または使用を中止したメーカーもあります。一部のメーカーは、赤色3号ほど強くは動物とがんとの関係が指摘されていない「赤色40号」を使用していると主張しています。
驚くことに、この着色料「赤色3号」は、30年以上前から化粧品への使用も規制されていたのです。
特に口紅やアイシャドウなどの化粧品は、鮮やかな発色を求めて選ばれることが多いですが、これらに含まれる着色料も肌に悪影響を及ぼす可能性があります。
着色料は、肌から吸収されることで肌トラブルを引き起こすことがあるため、注意が必要です。
また、オーガニックコスメであっても安心はできません。
例えば、赤や濃いピンク系の化粧品に使われる「カルミン」という天然色素は、虫由来の成分であり、アレルギーや色素沈着のリスクがあります。
唇に使うと、血色感が失われることもあるため、使用する化粧品の成分をよく確認することが大切です。
さらに、オーガニックという名前だけで選ばず、信頼できるメーカーを選ぶことも重要です。
着色料のリスクを理解し、自分に合った安全な化粧品を選ぶことで、健康的な美しさを保ちましょう。
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肌からも吸収される着色料
人口着色料は別名タール色素とも呼ばれる石油原料の成分です。
色によって配合する原料を変え色素を作り出します🎨
石油本来の物質に色を足すのではなく、化学反応により石油由来の物質が変化し、最終的に石油成分がほぼ検出されない状態で色素が出来上がります。
そのため”安全性が認められている”ということです。
現在、日本で使用が認められている人口着色料は12種類20品目もあります。
この中にはもちろん赤色3号も含まれています😣
石油が検出されていないとはいっても、今回アメリカで発がん性が認められた事実を踏まえると、今後は避ける方がいいといえるでしょう🥼