一度試してみたい爪もみマッサージ!

Contents

爪の色と形で健康チェック

手足の指先は、末梢血管が集まっているところです。

しかも、動脈が静脈へと入れ替わる 「 動静脈吻合:グローミュー 」 と言われる部分で血液がUターンをする場所でもあります。

動静脈吻合

出典:インテック研究所

また体の末端にあることから、栄養が届きにくく、栄養不足や体調不良の影響を受けやすいです。

だから、爪の色や状態によって自分の健康状態を知ることができます。

爪もみマッサージをする前に、爪の色と形で健康チェックをしておくといいです。

 

以下、医学博士萩野剛志監修「人体の不思議」に載っていたものを紹介します。

爪に入った横線は、体調不良や強いストレスなどの影響で、爪の成長が一時的に滞ったことを表します。爪は1日に0.1ミリ伸びると言われているので、爪の根元から溝までの長さを測れば、体調不良の時期がわかります。細かい縦線があらわれるのは加齢によるもので、とくに心配ありませんが、縦線がくっきりとして爪が割れるようなら血行不良の可能性があります。

また、爪の色が変わったときも注意が必要です。爪が白く濁る原因でもっとも多いのは爪白癬(爪みずむし)ですが、爪が白く濁ってすりガラスのようになった場合は慢性の腎障害や肝硬変、蒼白の場合は鉄欠乏症貧血、暗紫色は心臓や肺疾患の人などにみられる症状です。

爪が薄くなって真ん中がくぼみ、スプーンのようになった「スプーン爪」は鉄欠乏症貧血に多くみられますが、首に腫れを伴う場合は甲状腺機能亢進症も考えられます。指先が太くなって太鼓のバチのようになった「バチ爪」は、血行不良で指先に血液がたまってしまうのが原因で、先天性の心臓病や慢性肺疾患、ときには肺がんも疑われます。

また、爪が割れやすいのは乾燥が原因です。水仕事が多かったり、ネイルのためによく除光液をよく使う場合は、ネイルオイルやハンドクリームで保湿を行いましょう。