ハンドヒーリングは心身のバランスを整える有効な手法!~誤解を受けることもあるのだが
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ハンドヒーリングは役に立つ
日本では、母親が子どもの痛みを和らげるために手を当てる行為は、古くから行われてきた伝統的なケア方法です。
これは、ハンドヒーリングが持つ癒しの力を無意識のうちに活用している例と言えます。
ハンドヒーリングは手当て療法として使うとイザという時、役に立つのです。
我々の目には見えませんが、手からも何かしらのエネルギーが出ているのです。
治療家の長谷澄夫さんと言う方が、「なぜ母親は子どもにとって最高の治療家になれるのか?」という本の中で次のようなことを言っておられました。
母親というのは、子供にとっては、最高の医者であり治療家です。たとえば子供が喘息で苦しんでいるとします。気持ちを込めて、できることなら変わってあげたいと思いながら、背中や胸に手を当ててさすります。子供は苦しい中でお母さんのやさしい手の温もりを感じます。それで安心し症状も収まるのです。「痛いの、痛いの、飛んで行け」呪文のように唱えると、本当に痛みが和らいでしまいます。
昔から<手当て>とよくいいます。文字通り手を当てることです。どこか痛いところがあれば、無意識に痛みのあるところに手を当てます。あれは、人間の悪い所を治そうとする本能からくるものです。
自分でやる場合、腰が痛ければ腰に手を当てます。母親が子供の異変を察知するような敏感な感覚を身につけ、異変を感じたらそこ手を当てる。そういうことができる人はまず病気になることはありません。これぞ最高の予防医学です。ここがちょっと変だよと、自然治癒力に教えてあげると、パッとスイッチが入って、その芽は一瞬のうちに消えて行きます。
私も上の長谷澄夫先生の考え方に同感です。
ハンドヒーリングと手かざし療法や手当て療法は言葉は違うけど、基本的に同じだと思います。
ちょっとした痛みは手を当てて、自分で治すべきだと思います。
自分自身のケアとしてもハンドヒーリングは有効なのです。
セルフケアとして手を痛みのある部分に当てることで、リラクゼーション効果を得ることができるのです。
このような手法は、特別な訓練を必要とせず、誰でも実践できるため、日常生活における健康管理に取り入れることができます。
私も今までセルフケアとしてやったことはありませんでしたが、長谷先生の本を読んでからやるようになりました。
長谷澄夫(はせすみお)
一般社団法人国際整体協会代表理事。和整體学院主宰。 空手の練習中に負った大ケガを、専門医ではない市井の一治療家が劇的に好転させたことに衝撃を受け、自身も治療家を志す。20 年間に約 25 万人の臨床経験を積み重ねた後、〝治療家のための治療家〟の道へ。 これまでに 1000 人以上の治療家を送り出す。欧米の代表的整体法の優れた理解者であると同時に、時代の最先端を行く独自の治療法を次々に開発。「量子力学」の視点から発想したクラニアルテクニック、コールドフュージョンテクニック (CFT) などの創始者として高い評価を得る一方で、日本の伝統的なセルフ整体法のひとつである「手当て」と「呼吸 」を、七沢研究所との共同研究を通じて現代の視点から再構築した「和整体」の体系化にも取り組んでいる。