徹夜や深夜勤務でOKでも40代以上になると大きな負担になる!
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徹夜で過労死や肥満の原因に!
広告大手、電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24)が、過労自殺だったことがわかり、社会的にも大きな衝撃を与えました。
まつりさんの場合は、残業時間が大幅に増えたのが原因とされていますが、徹夜が続くと事態はもっと深刻です。
東北労災病院高血圧内科の宗像正徳部長は次のように語っています。
徹夜をするとホルモン分泌のリズムが変わり、交感神経が上がった状態で生活することになります。そうなると、特に高血圧の人はより血圧が上がって、徹夜の翌日に脳卒中で倒れたりする。これは過労死につながるパターンなので気をつけて欲しい。
睡眠不足は肥満になりやすい!
人生3分の1は睡眠です。
望ましい睡眠は7時間半から8時間だといわれています。
平均睡眠時間が4時間以下の人は,4時間以上の人よりも肥満が2.8倍という研究結果もあります。
睡眠不足でなぜ肥満になるのかといいますと、睡眠不足だと食欲を抑えるホルモンが減って、食欲をわかすホルモンが増えるからです。
アメリカ・スタンフォード大学の研究でもそのことが明らかにされています。
食欲をわかせるホルモン「グレリン」は、睡眠時間が短い人ほど増えるのです。
8時間睡眠の人は、4.5時間睡眠の人に比べ1.3倍も多くなったというのです。
一方、食欲を抑えるホルモン「レプチン」は、睡眠時間が短い人ほど減るのです。
9時間睡眠に比べ6時間の人は、1.3倍も少なかったというのです。
つまり、睡眠不足になると食欲が増し食べ過ぎるので、肥満になるというワケです。
確かに眠らないでいつまでも起きていると、ついつい夜食の回数が増えたり、キャンディーやクッキー、チップスやナッツなど食べ過ぎてしまいます。
また、徹夜をすると、夜食を摂ることも多いです。
普通、昼間は活発に動くので食べたものを分解して代謝しょうという働きが体内にありますが、夜は身体を休めるようになっています。
それで、食べたものを贅肉にする動きが強く出て太りやすいのです。
じわじわと糖尿病、肥満、メタボリックシンドロームにつながり悪化していく可能性があります。