なんで?~洗顔のし過ぎは、肌荒れ!冷水で洗顔すると赤ら顔の危険も!

洗顔のし過ぎは肌荒れを招きます。
しかも、冷水で洗顔するとシミやシワの原因になってしまいます。
さらに最悪の場合、赤ら顔になってしまう危険もあるというのです。
あなたは綺麗にしたいという気持ちから、ゴシゴシ洗顔していませんでしたか?
また、冷水で洗うと毛穴が小さくなると思っていませんでしたか?
でも、あなたのその常識、実は間違っていたのです。
ゴシゴシ洗顔すればするほど、冷水で洗顔すればするほど、肌荒れはヒドくなり、老化していきます。
過度の洗顔や冷水洗顔は、かえって逆効果なのです。
なんで?
そのワケについて考えてみました。
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なぜ洗顔し過ぎると肌荒れになるの?

出典:female-hormone.info
実は、人間の体そのものは細菌だらけです。
口の中にいる細菌だけでも数十億個から100億個の細菌がいます。
腸内になると、なんと300種類100兆個とも言われるおびただしい細菌がいるのです。
実にその数は、人間の60兆個もの細胞の数をも上回っているのです。
そして、ビタミンをつくったり、体の代謝や消化を助けています。
細菌たちがいなければ、みんなすぐに病気になってしまうのです。
菌には善玉と悪玉がいて、納豆やヨーグルトを作る乳酸菌が善玉菌の代表なら、食中毒のもとになるサルモネラ菌、Oー157、大腸菌などは悪玉菌にされています。
しかし、「悪玉だからいなくなればいい」という単純な話ではありません。
たとえば、肌の表面に常在するブドウ球菌は汗の匂いのもとになるので悪玉にされますが、一方で肌を保護し、悪い菌が付着するのを防いでいるのです。。
「きれい」「無臭」を求めるあまり、1日に何度も手や顔や体をゴシゴシ洗うと、ブドウ球菌もいなくなって結果的には悪い菌が増殖して、肌荒れの原因となるのです。
また、ゴシゴシ洗いすぎて、皮脂が足りなくなると、皮脂のバリア機能も失われてしまいますので、肌トラブルが起こりやすくなります。
さらに、洗顔しすぎて肌荒れしたところに栄養クリームなどを塗ると、悪い菌が繁殖しやすくなり、肌荒はますます悪化していきます。
例えば、陰部を石鹸で洗いすぎたためにカンジダ菌が増殖し、膣炎を起こす例もよくあります。
きれい好きがアダになってしまうんです。
手洗いにしても、表面の菌を流しても、手洗いの刺激で毛穴や汗腺にあった菌が表面に出てくるので、それを流しきるには数十分も洗い続ける必要があります。
事実上、手洗いに意味はないということです。
冷水洗顔で毛穴は引き締まらない!
これについては、「タカトシの不思議なランキング」でも放映されました。
実際、冷水洗顔前後で、毛穴の状態を調べたところ、汚れは落ちていましたが、毛穴は小さくなっていませんでした。
多くの女性が「冷水洗顔で毛穴が引き締まる」と感じていたのは、間違いだったのです。
冷水洗顔は、シミ・シワの原因になる!
三浦麻由佳(東京銀座スキンクリニック院長)先生によると、冷水洗顔は肌の血流を悪くする危険があるとのことです。
血流が悪くなると新陳代謝が悪くなり、老廃物が溜まってしまうのです。
それで、シミ・シワの原因になってしまうのです。
冷水洗顔は、赤ら顔の原因にも!
恐ろしいことに、冷水洗顔は肌の刺激が強いので、赤ら顔の原因になることもあるとのことです。
冷たい水の刺激で皮膚が炎症を起こしてしまい、それが原因で赤ら顔になってしまうのです。
肌荒れを防ぎ、美肌を手に入れる正しい洗顔法
肌荒れを防ぎ、美肌を手に入れる正しい洗顔法を紹介します。
洗顔料をなるべく使わずぬるま湯で洗う
洗顔料を使うと、洗顔料がお肌に残ってしまい肌に負担がかかります。
なるべく洗顔料は使わず、30℃前後のぬるま湯で洗うのがいいです。
皮脂のほどよく残り、肌の潤いを保つことができます。
肌のトラブルも防ぐことができます。
また、熱いお湯で洗顔すると、皮脂を奪いすぎてしまいます。
毛穴をよく開かせようとして、熱いお湯を使うのはNGです。
熱いお湯を使うと、乾燥肌を招いたり、シワを作る原因にもなってしまいますので、ぬるま湯で洗顔するようにします。
ふわふわ洗顔をする
どうしても洗顔料を使う場合は、ふわふわ洗顔をします。
ゴシゴシこすって洗顔すると、肌に大きな刺激を与えて、肌へのダメージも大きくなります。
それで、しっかり泡立てた泡を転がすようにして洗顔します。
冷水とぬるま湯で交互に洗う
冷水とぬるま湯で交互に洗うと、血流が増え、新陳代謝が活発になります。
新陳代謝が活発になると、肌に栄養も行き渡るようになります。
最後はぬるま湯で終わるのがベストです。