今では「ちょっと太め」が健康的だという結果が注目!

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ちよっと太めの肥満度1が一番の長生き

まずデータから見ると、下表のようになっています。

一番長生きするのはちょっと太めの肥満度1の人です。

普通体重の人は、実は2位なのです。

一番悪いのはヤセで、肥満度1よりヤセの平均余命が悪いという結果になっています。

メタボ

体格と40歳時の平均余命(東北大学大学院 辻教授論文)
長生き順BMI平均余命
1位25以上30未満(肥満度1)男41.64年 女48.05年
2位18.5以上25未満(普通体重)男39.94年 女47.97年
3位30以上(肥満度2)男39.41年 女46.02年
4位18.5未満(やせ)男34.54年 女41.79年

 

厚生労働省によるメタボリックシンドロームの基準や、世界保健機関(WHO)の過体重の定義がある一方で、日本における「ちょっと太め」は肥満とされることが多いです。

しかし、帝京大学医学部付属病院の新見正則医師は、そうした見方に疑問を投げかけ、適度な体重がむしろ健康に良いと主張しています。

新見正則医師によると、日本は肥満を増やしたがっており、より薬が出るあるいは病院に行くようにしている。健康な人も治療して経済が回るようにしているというのです。

 

また、新見先生は「長生きしたけりゃデブがいい」の本の中で次のように言っています。

新見正則医師;帝京大学医学部付属病院、西洋医であると同時に漢方医(血管、漢方、未病、冷え症の各外来を担当)。

出典;amazon

「デブ=悪」ではない、「デブ=健康的」なのだ。それは世界288万人を対象に、あらゆる人種で普遍的に認められる信頼度の高い研究成果が証明している。世間一般の理想体重より”20kg以上太っているデブ”の方が長生きだという科学的根拠があるのだ。

 

内蔵脂肪が多い肥満は危険

肥満度が高い人はなぜ危険?

出典:www.edificiosvestigios.com

新見正則先生によると、肥満には良い肥満と悪い肥満があるそうです。

長生きできない悪い肥満とは、内蔵脂肪が多い肥満のことです。

内蔵脂肪が多い人は長期的に見ると動脈硬化疾患、心筋梗塞、脳卒中などの合併症が起こりやすいのです。肥満度3、4の人が該当します。

内蔵脂肪型肥満

出典:厚生労働省

また、内臓脂肪は腸にいく血管についている脂肪のことで、運動や食事制限ですぐ減るが何もしないとすぐ増える普通預金みたいなものです。

一方、皮下脂肪はなかなか減らないし、なかなかたまらない定期預金みたいなものです。

 

内蔵脂肪が多いかどうかは、CTスキャンですぐわかります。

但し、CTスキャンしないでも、腹が減って30分我慢できるのは良い肥満、我慢できず食べ続けるのは悪い肥満と判断できます。

 

皮下脂肪は風邪の予防など免疫力を高めているので、皮下脂肪はいくら溜まっても健康にそんなに悪くありません。

女性の内臓脂肪はもちろん皮下脂肪も効果的に落とせる!