日本人がご飯を食べても太りにくいのは?その科学的根拠

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米を食うとバカになる?

出典;news.yahoo.co.jp

今でこそ”米を食うとバカになる”というこんな話しを信じる人はいないと思います。

ところが戦後、上のような内容の本がベストセラーになって、日本人の食生活に大きな影響を与えたのです。

著者が慶應大学の名誉教授だったこともあって、大手新聞のコラムにも堂々と「米否定論」が掲載されたのです。

 

日本の食料自給率は低い

日本の食料自給率が低いのは仕方がないと、思っておられる日本人は多いのではないかと思います。

私もそう思っていました。

でも、東京大学大学院農学生命科学研究科教授の鈴木先生の話で、それが誤解だとわかりました。

日本は島国で、国土面積が限られている。農地の面積も狭くならざるを得ない。そのため、狭い耕地を少人数で耕(たがや)す、小規模で非効率な農業をやらざるを得ない。

しかも、現代の日本人は、肉やパンを好んで食べるが、食肉生産や小麦生産は、日本より海外のほうが大規模で効率がいいので、輸入が増えるのは仕方がない。

と、およそこういった考えが、行き渡っているのではないだろうか。しかしながら、こういった考えは、「誤解」に過ぎない。

「食料自給率が下がった最大の原因は、貿易自由化と食生活改変政策にある。」ということです。

自動車などの関税撤廃を勝ち取るために、日本の農業は、農産物の関税引き下げと、輸入枠の設定を強要されてきました。そこに、アメリカやヨーロッパが、輸出のための補助金をジャブジャブ出して、ダンピングを仕掛けてきたのですから、たまりません。日本の農業は壊滅的な打撃を受けてしまったのです。