スマホの使い過ぎで腱鞘炎になるのは若い人だけじゃない!
”手首が痛い””指が変形する”等の謎の痛みや変形がいま世界に拡がっています。
原因はスマホやパソコンの使いすぎです。
深刻なのは若い人だけでなく、30代~50代にも急増していることです。
だから、新現代病と言っていいかも知れません。
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親指でなくなぜ手首が痛くなるのか?
手首が痛くなるのはスマホによる親指の使い過ぎが原因です。
スマートフォンサムと呼ばれるものです。
スマートフォンサムのサムは親指のことを意味します。
でも、腱鞘炎になるのは手首で親指ではありません。
どうしてでしょうか?
実は、親指と手首は繋がっているのです。
上の図は、物を掴む(内側に曲げる)時の筋肉のスジの位置を示しています。
ところが、物を掴んで戻す時の筋肉のスジは手首のところにあるんです。
だから、スマホを片手にもち親指で操作をしていると、手首にある筋肉のスジに大きな負担がかかるのです。
それで、手首が炎症を引き起こす腱鞘炎になってしまうのです。
手首に大きな負担がかかるのは、構造上の問題です。人間の親指は簡単に曲げることができるのに対し、戻す時は、手首の筋肉のスジが弱々しく、大きな力がいるのです。