ステロイド剤を効果的に止めるには

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重い関節リウマチが劇的に改善したとは

関節リウマチは手足をはじめ、全身の関節が腫れて痛み、特に手指がこわばったり、進行すると関節が変形したりする病気です。

女性が男性の3.7倍もありますが、原因はわかっていません。

出典;kaigo.homes.co.jp

 

ところが、寝たきり老人の重い関節リウマチが劇的に改善した事例がアーシングという本に載っていたのです。

その老人の両手や肘や足は、炎症が原因でみにくくゆがんでいました。その痛みのせいで彼は、ゆっくりと少し動ける以外は、ほとんど体を動かすことができなかったのです。その男性は心地よいホスピスで、手厚い看護を受けていましたが、専門家によるとあと6か月くらいか、おそらくはそれ以内しか生きられないのではないかと予測されていた患者でした。

アーシングと言っても裸足になったわけではないのです。

外のアース棒に接続されたアーシングパッドを敷いただけの簡単なやり方です。

本によると10日ほどで、上のような寝たきりの老人が立ち上がり、庭に出ることができるようになったと書いてあるのです。

そして、その後もベッドパッドを1年間使い続け、その老人は自分で家事をし、暖炉の火にあたることができ、自分で薪を家の外から運ぶことができるようになったというのです。

 

ステロイド剤は減らせる

実は漢方薬や健康茶(ヒュウガトウキという薬草)を併用することによって、ステロイド剤の使用料は減らせるのです。

そのことが水野修一著「ヒュウガトウキのすべて」に書いてありましたので、紹介します。

気管支喘息はアレルギー疾患代表の一つと考えられ、その原因であるアレルゲンとして家ダニ、家の小さな塵、犬や猫の毛などが数えられてきました。ところが最近数年間の研究成果を見てみると、気管支の炎症説が強くなり、ステロイド剤の吸入療法が推奨されています。

重症の喘息にもステロイド剤がよく効く理由としては、喘息が炎症性だと考える方がわかりやすいのです。ステロイド剤の吸入は、気管支だけにステロイド剤を作用させ、全身的な影響はほとんどないという点でも、合理的な治療法だとされています。しかしこのステロイド剤吸入剤ですら、体に合わないから使いたくないという患者さんも、少数ながらいるのです。気管支喘息の病歴が古い患者さんは、ステロイドの吸入が普及する以前に、経口的にステロイド剤の投与を受け、それを中止あるいは減量することができなくなって苦しんでいるという例も多いのです。

ステロイド剤は確かに効果は鋭く、ときには”魔法の薬”のごとく病気を軽快させますが、反面副作用も多く、長期間連用していると、細菌感染症に対して弱くなって古い肺結核が再発したり、胃潰瘍ができて大出血を起こしたり、骨がもろくなって骨折しやすくなったりという問題も出てきます。

このようなステロイド剤の副作用は、慢性関節リウマチの場合にも同様のことが起きているのですが、ステロイド剤は急性期だけに用いて、寛解期には他の薬剤、たとえば漢方薬などを用いるのが可能ならば、最善の治療法といえます。

気管支喘息に関しては、発作予防やステロイド剤の減量もしくは中止に対して、漢方薬の柴朴湯や小柴胡湯がある程度役立っているのは紛れもない事実です。

その作用機序の一つとして、こうした漢方薬に含まれている生薬の柴胡と黄ごんのもつ抗炎症、抗アレルギー作用が重要視されています。たとえば黄ごんに含まれるバイカレインは、別項で解説したアラキドン酸カスケードのなかで、ロイトコルエンC4を抑制します。この系を抑制すると、慢性炎症やアレルギー反応が抑えられるのです。

そしてヒュウガトウキ(日本山人参)にも、このロイトコルエンB4とC4を抑制する働きがあることがわかっています。

その意味で、気管支喘息の患者さんにヒュウガトウキ(日本山人参)を併用すれば、発作の予防ができたり、ステロイド剤を含めた現代医薬品である喘息治療剤の使用量を減らせる可能性があると推察されるのです。