秋の急激な気温低下が体と精神を壊す?!
11月に入り、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。日中は気温が上がるものの、夜になると10度前後まで下がる日々が続いています。
このような急激な気温低下により、「朝起きても疲れが取れない」「体が重く感じて動く気がしない」といった症状を感じている方が増えているのではないでしょうか。
実はこれらの不調は「寒暖差疲労」と呼ばれる現象かもしれません。一日の気温差が7度以上になると、私たちの体は知らず知らずのうちに大きな負担を受けることになります。
寒暖差疲労の症状は多岐にわたり、頭痛や肩こり、手足の冷え、気分の落ち込み、胃もたれ、便秘や下痢、めまいや立ちくらみなどが現れます。特に手足が冷たいのに顔だけほてるという症状も、秋の急激な気温低下によって引き起こされる典型的な反応です。
この状態を放置すると、慢性的な冷え性や自律神経失調症へと発展し、免疫力の低下により風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。特に筋力が少ない女性や高齢者は、基礎体力の低下と相まって寒暖差疲労を起こしやすいため注意が必要でしょう。


