頭に血が上りやすいと病気リスクが急上昇?!一瞬で怒りを鎮めるには
日常生活で、ちょっとしたことでイラっとする瞬間ってありますよね。
例えば、スーパーのレジで急いでいるのに、前の人が大量の小銭でのんびりお会計しているときや、もう少しで自分の番というタイミングで急に誰かが割り込んできたときなど、ついムッとしてしまいます。
誰しも些細なことでイライラすることはありますが、瞬間湯沸かし器のようにすぐにカッとなる、いわゆる「怒りっぽい」タイプの人もいます。
実は、怒りっぽい人は普通の人よりも病気のリスクが非常に高いのです。
怒りという強烈な感情が交感神経を刺激することで心臓の鼓動が高まり、血管が収縮してしまいます。
その結果、心臓がドキドキし血圧が上がり、頭に血が上るのです。
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頭に血が上りやすいと
頭に血が上りやすい人の性格や特徴はいろいろとあります。
しかし、頭に血が上りやすい人が一番心配しないといけないのが病気のリスクです。
特に血圧は確実に高くなります。
「怒り」という強烈な感情が交感神経を刺激することで、心臓の鼓動が高まり、血管がギュギュッと収縮してしまいます。
血管への負担は、いつも怒っていると、やがて心臓、脳、腎臓などにも影響が及びます。
ある循環器クリニックで、高血圧で治療中の70代男性が診療室で計測したら180mmHgもあったことがありました。
血圧180mmHgがどのくらいの強さかというと、水の場合、約2.5メートルの高さまで吹き上がるほどです。
この男性は診療室を訪れる前に従業員を叱ってきたばかりで、かなり興奮していたのです。
激怒したときは収縮期血圧が20~50 mmHg程度上昇すると言われており、いつも怒ってばかりいるとそれだけ血管への負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞、脳出血や脳梗塞のリスクが上がってしまうのです。