サボり脳からやる気スィッチをONにするには?
仕事や勉強、読書など、やらないといけないことがあるのに、やる気が出ないことはありませんか?
資料を机に置いて「さあ、読むぞ!」と気合を入れても、「お茶でも飲もうかな」とお茶を入れたり、スマホをチェックしてメールの返信をし始めたりする。
これらの行動は、脳の働きによって無意識に行われています。
脳は効率を上げるために、場所を頼りに記憶を検索し、自動的に次の準備をするようにできています。
仕事机でお茶を飲んだりスマホをチェックしたりした過去の行動を脳が記憶しており、その記憶に基づいて次の行動を準備しているのです。
この機能は効率的ですが、集中したいときには邪魔になることがあります。
そこで、今日は「脳のやる気スイッチを勝手にONにする脳の調教術」についてお届けします。
Contents
やる気が溢れる脳に作り替えるには
やる気が湧かない行動パターンから脱して、やる気が溢れる脳に作り替えるには、「集中して取り組んだという既成事実を作る」ことが重要です。一度既成事実を作れば、脳が新しい行動パターンを作り始めます。
やる気を最大化させるための条件が3つあります。
1️⃣「それ」しかしない場所をつくる
普段の仕事や勉強机の周りを思い返してみてください。スマホやタブレット、コーヒーカップやお菓子などが置かれていませんか? 脳にとっては、その机とそれぞれの行動が全て紐づいています。集中したいことだけをする場所を決め、それ以外のことは別の場所でするようにしましょう。そうすると、その場所に行けば脳が勝手にやる気スイッチを入れてくれます。
2️⃣脳が集中する時間に「それ」をする
脳には生体リズムによって決められた【1日の時間割】があります。例えば、朝6時に起床したとしたら、10時頃が一番頭が冴えて集中できる時間帯です。この時間帯に集中力が必要な作業をすると効率よくできます。朝起床したら、太陽の光を浴びて体内時計をリセットすることも重要です。
3️⃣半分知っていて半分知らない状況をつくる
やる気や集中力を高めるには、ノルアドレナリンという脳内物質が必要です。
適度にノルアドレナリンを出すには、わかる範囲とわからない範囲を50:50の割合にすることが効果的です。半分知っていて半分知らない話だと興味を持って最後まで集中できます。
仕事の状況をいつも完璧に50:50にすることは難しいですが、仕事以外のことでは脳を使わなくても良いようにルーティン化させるのがおすすめです。
例えば、朝起きてから職場に到着するまでの毎日の行動をほぼ同じにする、服はあらかじめ決まったものを着るなどです。
ルーティン化することで脳のエネルギーを節約し、難しい仕事をこなす際に本領発揮できるようになります。
集中したい時に集中できるように、ぜひ普段から脳を調教してみてくださいね。
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今日の言霊
早朝、家中の窓を開けて部屋の空気を入れ換えると、外気は呼吸を通じて私たちの生命活動を活発にしてくれます。つまり、やる気スィッチをONにしてくれます。by塩じぃ