健康寿命日本1の静岡県が食べているもの

突然ですが、あなたは健康でいつまでも長く生きたいですか?

恐らく多くの方が「Yes」と答えると思います。しかし、どれだけ健康に気を使っても「健康診断で異常があった…」「身体に痛い部位がある…」などの不調は訪れてしまうもの。

これからも長い時間、体に痛みなく幸せに暮らすにはどうすればいいのでしょうか?ずっと健康で生きていくには、健康寿命が長い方の生活を真似するのが一番効果的です。

そこで注目したいのが、健康寿命日本1を誇る静岡県の食文化。2024年の厚生労働省調査で健康寿命日本1となった静岡県は、男性72.57年、女性75.45年という全国平均を上回る数値を記録しています。この数字は、平均寿命との差が男性で約8~9年、女性で約11~12年という全国データと比較しても優秀な結果を示しています。

静岡県は過去10年近くのデータを遡っても常に5位以内をキープする健康県として知られており、その背景には独特な食習慣があるのです。

健康寿命が長くなれば、痛い体から解放される、孫と存分に遊べる、親や子どもの介護負担を和らげられる、病院や介護施設に通う時間が減るなど、メリットが盛りだくさん。実際に長い間元気いっぱいに暮らしている静岡県民の秘訣を知り、体や心に一切の不安がない生活を実現させましょう。

静岡県といえばお茶や富士山が有名ですが、実は食習慣や生活スタイルそのものに特徴があります。県民の多くが日常的に緑茶を飲み、魚介を頻繁に食べ、さらには発酵食品や薬味を上手に活用。これらの食文化が生活習慣病の予防、脳の健康、筋肉の維持につながっているのです。

また、全国平均と比べると「外食回数が少なく自宅で調理する頻度が高い」というデータも出ており、こうしたライフスタイルも健康寿命を支えている大きな要因といえるでしょう。

静岡県の食卓には、健康を支える地産食材がたくさん登場します。まず注目すべきは緑茶の摂取量。静岡県民の多くは緑茶を頻繁に摂取し、多い方では1日に1L以上飲むことも珍しくありません。緑茶に含まれるカテキンは強力な抗酸化作用を持ち、動脈硬化や糖尿病の予防、さらには内臓脂肪の減少にも役立つことが研究で明らかになっています。

静岡県内のいくつかの小中学校では蛇口をひねるとお茶が出ることもあり、「水分補給=緑茶」が静岡式アンチエイジングの基本となっているのです。

焼津市はかつお節の生産量日本一を誇り、静岡では削りたてのかつお節を冷ややっこやおひたしに山盛りでかける習慣があります。かつお節に含まれるイミダペプチドは疲労回復や筋肉の衰え防止に効果的な成分として注目されています。

駿河湾の桜えびやしらすは、殻や骨ごと食べられるため、カルシウムやマグネシウムを効率的に摂取可能。カルシウムは骨の健康だけでなく、脳の神経伝達にも欠かせない栄養素で、認知機能の維持にもつながります。

静岡はわさびの名産地でもあり、わさびの辛味成分「アリルイソチオシアネート」には強い抗菌作用・血流改善・抗がん作用があることが研究でわかっています。静岡の家庭では漬物や和え物など、日常の食卓にわさびを上手に取り入れているのが特徴です。

静岡の健康食は家庭で簡単に再現できるものばかり。おひたしにかつお節をたっぷりかければイミダペプチドで疲労回復効果が期待でき、冷ややっこ+かつお節+わさび醤油なら、タンパク質・抗菌成分・抗酸化作用が一皿で摂取できます。

しらすご飯に緑茶をかけた「しらす茶漬け」は、カルシウムとカテキンを同時に摂取できる静岡流の食べ方。桜えびのかき揚げなら、カルシウムを殻ごと摂れる上に香ばしく、油にオリーブオイルや米油を使えばさらに健康的になります。

静岡県民の特徴として見逃せないのが、外食より家庭料理の頻度が高い点。外食ではどうしても塩分や糖分、油の量が多くなりがちですが、家庭料理なら旬の野菜や地元でとれる魚を中心に、栄養満点の献立を作ることができます。

静岡の市場には地元産の食材が豊富に並び、それを毎日の食卓で使う習慣があるため、自然と「低添加物・低塩分・高栄養」の食事になるのです。この「外食より家庭料理」の文化が、健康寿命日本1という結果を支える大きな要因となっています。

私たちの身体は毎日食べたものでできています。そのため、毎日一品だけでも健康食に変えるだけで健康寿命は確実に長くなるでしょう。特に栄養が偏りがちな方こそ、この機会にヘルシー食を実践してみてください。今回紹介した静岡県の長寿食をぜひ取り入れて、医療費や介護費の負担を軽減しながら、充実した人生を送りましょう。

 

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健康寿命日本1となった静岡県は、全国平均を上回る数値を記録しています。その背景には独特な食習慣があります。by塩じぃ