腸内細菌が尿路結石を防ぐ新事実
尿路結石の痛みは、腰や脇腹から始まり、背中や大腿部にまで広がる激痛が特徴です。
排尿困難や血尿を伴うこともあります。
私も確か40代の頃一度だけ経験があります。ズキズキ・キリキリ・ギューと、もうとにかく痛くて、近所の整形外科に飛び込んだことがあります。ところが腰の痛みは尿路結石が原因とのことで、他の病院に移されましたので、今でもよく覚えています。
尿路結石の80%はシュウ酸カルシウムが原因で、シュウ酸がカルシウムと結合して結晶化することで発生します。
これが腎臓にできれば腎臓結石、尿路にできると尿路結石となります。
シュウ酸はほうれん草、ビーツ、ラズベリーなど多くの食品に含まれています。
しかし、シュウ酸を多く摂取しても健康な人はたくさんいます。
では、シュウ酸が体内で増えすぎる人とそうでない人の違いは何でしょうか?
その答えは腸内細菌にあります。
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シュウ酸を分解する腸内細菌
シュウ酸を分解する腸内細菌、オキサロバクター・フォルミゲネスが不足すると、シュウ酸カルシウムが結晶化しやすくなり、結石ができやすくなります。
オキサロバクターはシュウ酸を分解し、腸壁に信号を送って排泄を促す役割を果たします。
健康な人の腸内には、オキサロバクターだけでなく、複数の腸内細菌がネットワークを作ってシュウ酸を分解しています。
腸内環境の悪化は、シュウ酸を消化する能力を低下させます。
特に精製された砂糖や人工甘味料、超加工食品、種子油などが悪玉菌を増やす原因となります。
健康的な食生活にシフトする際、腸内の善玉菌が不足していると、シュウ酸が腸粘膜を刺激し、腹痛やガス、膨満感を引き起こすことがあります。
腸内環境の改善
腸内環境の改善には、以下の方法が有効です。
1. 超加工食品や過剰な糖、悪い油の摂取を避ける。
2. 発酵野菜や納豆などの発酵食品から善玉菌を摂る。
3. 善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖を摂る。
4. 水をたくさん飲むことで健全な腸内フローラを維持し、尿路結石の予防にも役立ちます。
バランスの取れた食事を心がけ、腸内細菌の多様性を保つことで、シュウ酸を効率よく分解し、尿路結石のリスクを低減することができます。
腸内環境を整え、健康な生活を送りましょう。
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今日の言霊
MAFORAMA参照
体の現状把握は、その後の体調管理を見直すきっかけへと繋がります。ところが、意外と自分の体のことを良く知らない人が多いです。by塩じぃ