仮面性高血圧という高血圧は特に注意が必要!
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突然死のリスクを高める早朝高血圧
私たちの血圧は、1日のうちでもさまざまな状況により変動を繰り返しています。
正常な人の血圧は、睡眠中の深夜に最も低くなり、早朝からは活動の準備のために少しずつ上昇しはじめます。
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ところが「早朝」、つまり起きた直接に血圧が危険なレベルにまで急上昇するタイプの高血圧があります。
これが「早朝高血圧」で、仮面高血圧の一種です。
健康診断や病院では通常、日中に血圧を測定します。そのため家庭で夜間や早朝に血圧が上がる、早朝高血圧などのタイプは、見過ごされ易く、高血圧とは診断されない場合が多いです。
早朝高血圧は上のような理由で発見が難しいです。
また、早朝に血圧が急上昇する「早朝高血圧」は、突然死のリスクを高めると言われています。
つまり、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすリスクが高いことが明らかになり、今、とくに問題視されている危険な高血圧です。
心筋梗塞や脳卒中は一般的には朝方に起こることが多いです。そして最近、これが早朝の血圧上昇との関連性あることがわかってきました。早朝高血圧は、心筋梗塞や脳卒中といった生命にかかわる病気の引き金になるのです。
特に注意が必要な方
健康で活動的な人でも、定期的な血圧のチェックと適切な管理を心がけることが重要です。
特に、血圧を下げる薬を服用している人は、薬の効果が切れる時間帯に注意し、医師の指導のもとで適切な治療を続ける必要があります。
夕食後に服用した降圧薬の効果が、深夜や早朝には切れてしまい、朝起きがけに血圧が急上昇してしまう場合があるからです。
最悪の場合、それが突然死につながる場合もあります。
そういう場合は、単に血圧を下げるだけでなく動脈硬化の予防効果がある薬草を飲むようにすれば安心です。