チョコレートは健康に対する多大な利益を秘めている!
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チョコレートは最新の研究で脳の疲労を軽減し集中力の維持に寄与!
疲れを感じた時、多くの人が甘いものに手を伸ばすのは一般的な反応です。
しかし、甘いものの中でも特に注目を集めているのがチョコレートです。
株式会社明治と理化学研究所生命機能科学研究センターが行った研究によると、チョコレートの中でも高カカオチョコレートの摂取は脳の疲労を軽減し、集中力の維持に寄与する可能性が示されています。
この研究では、20歳から50歳未満の男女55人を対象に、高カカオチョコレートと低カカオチョコレートの摂取が認知機能に及ぼす影響を調査しました。
その結果、高カカオチョコレートを摂取したグループは、低カカオチョコレートを摂取したグループと比べて、認知機能のパフォーマンスが低下せず、脳活動が省エネで行われたことが示唆されました。
では、高カカオチョコレートがなぜこれらの効果をもたらすのでしょうか。
研究チームによると、高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールが重要な役割を果たしていると考えられます。
カカオポリフェノールは、交感神経活動を促進し自律神経のバランスを変化させることで集中力を維持する効果があると言われています。
また、抗酸化・抗炎症作用により、疲労感の軽減にも寄与する可能性があります。
チョコレートには驚くべき健康パワーが隠されていることが、この研究からも明らかになりました。
疲れた時には、ただ甘いものを食べるのではなく、高カカオチョコレートを選ぶことで、脳の疲労を軽減し、集中力を維持する手助けをすることができるかもしれません。
チョコは発酵食品だからカカオポリフェノールが多い
私も見落としていたのですが、実はチョコレートは発酵食品だったんです。
チョコレートの原料はカカオ豆ですが、実はこのカカオ豆、カカオの種と果肉を丸ごと発酵させてできたものだったのです。
この発酵の過程で生まれるのが、1000種類近い香り成分です。この香り成分がチョコ独特の、あの甘~い香りのもとになっていたのです。さらに、発酵の過程では、抗酸化作用のあるカカオポリフェノール作られます。
この発酵過程で生成されるカカオポリフェノールが、健康を支える効果をもたらしているのです。
しかも、このカカオポリフェノールは、強力な抗酸化作用を持ち、上の研究結果以外にも体内の活性酸素を抑えることで、動脈硬化の予防や肌の老化を遅らせる効果も期待できます。
チョコレートは肥満の予防にも繋がる
2023年2月20日放送の読売テレビ「気になるアレどうなっten!?」のコーナーでは、現役医師が「健康面からみたチョコレートの効果」を解説していました。
解説していたのは森田豊医師です。
薄めの板チョコ一列分(約20グラム)くらいを食べればOKだそうです。
そして意外なことに、チョコレートに含まれるカカオバターは吸収率が低いため、適量を摂取することで肥満の予防にも寄与するそうです。
カカオバターは満腹感を得やすいため、食事量のコントロールにも役立つと言われています。ただし、カロリーは高いので食べ過ぎには注意が必要です。