血圧の基準値は年齢や人間ドック学会の基準を考慮することが重要!
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血圧は数値を下げれば安心か?
血圧の管理においては、生活習慣の改善や定期的な健康診断を通じて、全体的な健康を維持することが重要です。
適切な運動やバランスの取れた食事、ストレス管理は高血圧の予防及び管理に効果的な手段です。
血圧が高いと、脳卒中や心筋梗塞の大きな原因になることが知られています。
でも、降圧剤を服用して数値を下げれば、もう安心という単純なものではありません。
血圧はいろんな理由で高くなっているんです。
血圧が高くなっている理由を無視して、薬で強制的に血圧を下げれば問題が生じる可能性があります。
特に高齢者の場合は、問題が深刻です。
降圧剤を飲んで立ちくらみやめまいを起こす高齢者も多いです。
年をとればどうしても血管が固くなるので、全身に血液を行き渡らせるために、自然に血圧は高くなります。そこに、降圧剤で急に血圧を下げすぎると、心臓から遠くて上にある脳まで十分な血液がまわらなくなる可能性があります。そうなると、脳などに十分な酸素と栄養が不足して全身がだるくなったり、認知症を発症してしまったりするのです。しかも、血液の流れが悪くなって血栓を押し出す力が弱くなると、脳梗塞のリスクは急激に高まってしまいます。
ここに興味深いグラフがあります。
脳内出血が1960年頃から急激に減って、逆に脳梗塞で死亡する人は増えています。
1975年頃から両者の死亡率が逆転しているのです。
この間、降圧剤の服用者は急増していますので、考えさせられるグラフです。