腸は第2の脳とも呼ばれ心や健康全体に大きな影響を及ぼしている!
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腸内環境を整えると血圧も下がる
腸のぜん動運動を支配しているのは副交感神経です。
だから、腸の動きが活発になると副交感神経が高まり、結果として血圧も下がります。
しっかり睡眠をとるとかヨガなどをすることによっても副交感神経は高まります。
しかしながら、腸内環境を整えて腸の動きを活発にすることが、副交感神経を高める上ではもっとも重要です。
交感神経が緊張すると、血管が収縮し血圧は高くなります。
ストレスや怒ることによっても交感神経は緊張するので血圧は上がります。
従って副交感神経を高めれば血圧は下がるとうのは、もっともなことです。
自律神経と高血圧の関係
男性は30代、女性は40代から副交感神経のレベルが落ちてきます。
一方交感神経は加齢によってもあまり落ちないのです。
つまり歳を取るにつれて自律神経のバランスが崩れるということです。
交感神経が優位になり血管が強く収縮すると、血圧が高くなります。
そして、血管が傷つき血栓ができやすくなります。
歳を取るとともに落ちていく副交感神経のレベルを維持する上で重要なのが、腸内環境です。
下記に順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の話を掲載しておきます。
腸内環境は、私たちの体にとって極めて重要な部分で、さまざまな病気と関連しています。最近では腸内環境が悪いと、降圧剤を飲んでも、あまり効果がないことがわかってきました。
逆に善玉菌が増えて、腸内環境が整うと、腸のぜんどう運動が盛んになります。腸のぜんどう運動を支配しているのは副交感神経であるため、腸の動きが活発になると、副交感神経もよく働き始めるのです。この結果、高血圧にもよい影響を及ぼすことができます。