腸は第2の脳とも呼ばれ心や健康全体に大きな影響を及ぼしている!
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腸内環境は便秘や肥満とも関係
腸内環境は血圧に影響を与えるだけでなく、便秘や肥満とも密接に関係しています。
便秘や快便かで、太りやすい体質か太りにくい体質かの分かれ道になります。(みんなの家庭の医学の調査より)
腸内細菌の数は、実に100兆個以上で、人が消化できない栄養分を分解して吸収できるようにしてくれます。
また、ビタミンやタンパク質の合成もしているのです。
腸内細菌は善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3種類からなり、無数の菌がひしめき合っているのです。
その様子がまるで花畑のようで、腸内フローラと呼ぶのです。
健康な人の腸内フローラは善玉菌が悪玉菌より多いのです。(善玉2、悪玉1、その他7が理想)
そのバランスが崩れると、善玉菌が減って悪玉菌が多くなってしまいます。
そうすると、腸の蠕動運動が悪化し、便秘になってしまうのです。
それだけではありません。
善玉菌が減ると、制御されていたエネルギー吸収が抑えられず過剰に蓄積し、これが太りやすい身体を作る原因になっているのではないかと考えられているのです。
いかに腸内環境を整えることが、便秘や肥満を解消する上で大切かということです。
腸内細菌のバランスが崩れる理由
腸内細菌のバランスが崩れる理由のひとつは加齢、もうひとつは高脂肪食が主な原因です。
その他、不規則な生活、運動不足、ストレス、暴飲暴食、高蛋白質、食物繊維不足、抗生物質、極端なダイエットなども腸内細菌のバランスが崩れる原因になります。
加齢
赤ちゃんの腸内細菌はほとんどが善玉菌で便があまり臭くないです。
ところが、加齢とともに悪玉菌が増え便も臭くなっていきます。
それは、年をとると腸の細胞の新陳代謝が悪化し、腸内環境が悪くなるため善玉菌が育ちにくいのです。
高脂肪食
高脂肪食は悪玉菌が好むエサです。
便が臭くなったという場合は、腸内細菌のバランスが崩れている可能性があります。