塩の摂り過ぎ=”高血圧”・”体に悪い”は本当?

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食塩量と高血圧の間に関係はない

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「医者に殺されない47の心得」には、「世界のデータを見ると、塩が足りない人のほうが病気になりやすく、短命です」と書いてあります。

その根拠の1つが1988年発表の国際共同調査「インターソルト・スタディ」です。

それによると、32ヶ国52の地域で、約1万人の食塩摂取量と血圧を調査した結果、未開地を除く48の地域で、「食塩の摂取量と高血圧症の間にはっきりとした関係は認められなかった」とのことです。

 

また、アメリカのアルダーマン博士が、25~75歳までの20万7729人に聞き取り調査をし論文が、権威ある医学誌「ランセット」に載ったとのことです。

その論文によると、次のような結論を出しているのです。

「塩分の摂取が最も少ないグループは、脳卒中や心筋梗塞などになりやすく最も短命。最も多いグループがいちばん長寿で、高血圧、心筋梗塞も少ない」「世界の経済先進国でいちばん塩分摂取量の多い日本人は、世界最長寿である」

 

あとで詳しく述べますが、長野県は塩分摂取量が全国一なのに長生きしているのです。

 

さらに、アメリカ心臓学会から、高血圧学会の最高賞と言われるチバ賞を受賞された故・青木久三博士は、次のように警告しています。

ビタミンの欠乏は特定の病気を引き起こすだけだが、塩の欠乏は命を奪う。日本人の高血圧症の98%以上は、塩は関係ない。腎臓やホルモン、血管や血液の問題だ。大多数の日本人にとって減塩は意味がなく、危険のほうが大きい。