心臓付近が突然ぴくぴくしたら早めの対処が必要!

心房細動に気づかない人の早期発見のコツ

出典:日本心臓財団

出典:日本心臓財団

全く異常を感じず、すごく健康そうに見えた黒内さん。

ペースメーカーを着けてもらって、杉薫院長(東邦大学医療センター大橋病院)に調べてもらいました。

そうしたら、1日中、黒内さんは、心房細動の状態であることが判明しました。

 

心電図で調べた結果、P派がなく、F波とよばれる小さな波がでていてたのでです。

心房細動の心電図

これが心房がけいれん状態にあることを示します。

洞結節(ペースメーカー細胞)の出す電気信号の指示に従いながら、心房は、肺で酸素を受け取った血液を心臓の中に吸い込みます。そして心房の動きに連動して、心室は血液を全身に送り出します。鼓動や心拍として感じるのはこの心室のポンプのリズムです。ところが、心房のあちこちに偽の電気信号が出現すると、その信号に惑わされ、心房が超高速で働き始めるようになります。これがいわゆる心臓付近がぴくぴくする心房の痙攣状態です。

きっちりタイプの心室の場合は、心房の動きに連動して速く鼓動します。

その場合は、本人も気づくことができます。

諏訪さんの場合は、鼓動が150回/分もあり、心臓の異常に気づくことができたのです。

 

ところが、のんびりタイプの心室の場合は、マイペースで異常に気づくことができません。

黒内さんの場合は、鼓動が70回/分で、正常な脈拍数60~80回/分の間で、全く心房が痙攣していることに気付かなかったのです。

 

心房のけいれんに気付かずにいると、けいれんで血栓ができてしまい、放っておくとその血栓が大きくなっていくのです。

そして、脳や手足などの血管が詰まってしまうのです。

 

異常に気づくには脈を測るのが一番

脈を測る

心房から来るための電気信号に惑わされて、のんびり心室も時々ペースを乱します。

それで、異常に気づくには、脈を測るのが一番です。

特に胸がもやもやするなど違和感があるときは、脈を測ってみるようにしましょう。

 

脈を測って、次のような異常を感じたら、専門医を受診しましょう!
①安静時の脈が1分間に100回以上。
②脈のリズムや強弱が乱れる。

脈の測り方は、親指の付け根に指を3本当てて脈をとります。

分かりにくい時は、首筋に優しく触って脈を測るとよいです。

また、心房細動が起こりやすいのは副交感神経が活発な夜~目覚める前ですので、まずは3日間、朝起きる時と夜寝る前に脈を確認するとよいです。

年に一度は心電図監査を受けましょう!