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遺伝子は変えられる

遺伝子検査

遺伝=運命と考えないでください。

遺伝子は変えられるのです。

パラリンピックの試合を見ていて特にそう思いました。これは遺伝子の話しではなく、脳が超適応した事例ですが、NHKで放映された内容を聴いていて非常に勇気づけられました。

車いすレーサーのマクファーデンさんという方は子供の頃から足が動かなくて親にも見捨てられたそうです。でも、それでも諦めず必死に頑張って両腕だけで歩く生活をしながら、車いすのチャンピオンまでなった人だそうです。NHKでそんなマクファーデンさんの脳細胞を調べたら、普通の人と違っていて、両腕で両足のような力が出せるような脳細胞に変化していたということです。

 

地球が生まれてから、人類は幾多の環境変化にも対応しながら、今まで生き延びてきたのです。

あなたの現在の遺伝子は人類が今まで歩いてきた祖先の結晶なのです。

探して見たら、次のような本もありました。

参考にしてください。

出典;amazon

最近、「エピジェネティクス」という言葉に触れる機会が多いのではないだろうか。エピジェネティクスとは、たとえばこんなふうに定義してもいいだろう。DNAの特定の場所にメチル基(CH3)がくっついたり、はずれたりする。さらには、DNAが巻き付くタンパク質であるヒストンの特定の場所にメチル基、アセチル基(CH3-CO)などがくっついたり、はずれたりする。そのような化学的な修飾の程度によって遺伝子の発現が調節される現象。よってタイトルにある、「遺伝子は、変えられる。」とは、正確には「遺伝子は、エピジェネティクスによってその発現具合が変えられる」であり、根本にあるDNAの塩基配列が変えられるわけではない。残念ながら、誰もがイチローや羽生結弦君になれるという意味ではないのだ。ただし、本書によれば遺伝子のエピジェネティックな変化は意外と簡単に起きてしまう。食べ物、飲み物、薬、運動、X線、ストレス……。誰もが日々直面する、些細な出来事や要素が遺伝子にエピジェネティックな変化をもたらす可能性があるという。さらに本書にはこんなエピソードが登場する。一卵性双生児の一方はいじめを受け、他方はいじめを受けなかった場合、いじめを受けた方にはエピジェネティックな変化が起きる。セロトニントランスポーターの遺伝子(正確にはそのプロモーター部分)にメチル基がとても多くくっついていたのだ。するとこの遺伝子がオフの状態になり、神経伝達物質のセロトニンが不足しがちになって、うつになる可能性が高まるのである。エピジェネティックな変化は一生、あるいは数世代にわたって続く可能性があることがわかっている。私はうつを患った過去があるが、もしかしてセロトニントランスポーター遺伝子の問題部分にまだメチル基が多くくっついたままだろうか。それとも大分はずれたから治ったのか。とても気になる。

評者:竹内 久美子(週刊文春 2017.06.08号掲載)