低カロリーの清涼飲料水の果糖で中性脂肪が増える!
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健康診断は正常でも安心できない!

出典:health-to-you.jp
健康診断は、空腹で受けるのが一般的です。
この状態で血液検査を行うと、食後高脂血症の人はわからないのです。
ですから、食後の検査というのをやったら、食後高脂血症の人は大勢いるかもしれないのです。
健康診断で「異常なし」と判定されても安心はできないのです。食事の後の検査でないと血液のにごりは発見できないのです。
しかも、食後に中性脂肪が上昇する人は心疾患を招きやすいというから恐い話です。
動脈硬化が見つかった上の3人は、今まで健康診断では「正常です」といわれてきた人たちで、中性脂肪値も正常だったのです。
食後のにごりなしを1としたとき、にごりがある人は約3倍のリスクがあることがわかっています。(心筋梗塞・狭心症などの発症リスクの1万人調査より)
つまり、食後高脂血症では健康な人に比べ心筋梗塞などの心臓病などになる危険性が約3倍になるというのです。
食事をすると、りぽたんぱくリパーゼ(中性脂肪を分解する酵素)が中性脂肪を脂肪酸に分解し、脂肪酸は全身の細胞のエネルギーになります。ところが、脂肪酸が使い切れずに余ってしまうと、中性脂肪が血管壁にたまってしまいます。これが動脈硬化です。そして、脂肪酸に分解しきれなかった「残りカス」が血液をにごらせるのです。
健康診断では正常でも急に太ってきたら注意が必要です。
それは、食後高脂血症になっている可能性があらからです。
なぜ果糖は中性脂肪を増やしやすいのか?
果糖はブドウ糖の2倍位上の甘味の強さがあり、しかも低カロリーで、血糖値にほとんど影響しません。
ところが、果糖は中性脂肪を上げやすいのです。
ブドウ糖は摂取すると肝臓に運ばれ全身のエネルギー、とくに脳で使われます。
ところが、果糖は肝臓で多種に変換し、特に中性脂肪となって滞留するのです。
また、ブドウ糖はある程度摂るとおなかいっぱいに感じて食欲が抑えられてきますが、果糖の場合は、食欲が満たされないという状態が続き、ついつい多くとってしまう傾向があるのです。
カロリーゼロやオフの人口甘味料についても、糖尿病や肥満のリスクを高めているという研究報告がされています。
”甘いけど、太らない”という宣伝には気をつけたいものです。