傷口を消毒するとかえって傷口は悪化する!
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擦り傷や切り傷の症状と化膿

出典:doctors-me.com
擦り傷は皮膚の表面を擦ったことによる炎症です。
ところが、傷口から細菌が侵入し感染すると化膿します。
化膿は「傷口が細菌により炎症を起こしている状態」で、腫れ・赤み・発熱などを伴います。
深い切り傷の場合は、砂や泥が入り込んでいます。
しっかりと水道水で洗い流すようにしてください。
この場合、消毒液は原則として使わないようにしてください。
また細菌によっては、破傷風や蜂窩織炎(ほうかしきえん)・敗血症になることもあります。
細心の注意が必要です。
こういう疑いがある時は、早めに病院の診察を受けることが大切です。
化膿による膿
化膿による膿は、細菌と白血球、マクロファージが戦った証です。
その死骸が膿となって現れ、粘りやにおいがあり黄色や緑色しています。
化膿は傷口を消毒することで妨げることはできません。
消毒すると、逆に悪化させてしまいます。
じくじくしている膿は傷口を修復している状態なのです。
また傷口にガーゼを当てると、治るための浸出液吸い取ってしまいます。
更に交換するときにせっかく再生した皮膚細胞をはがしてしまい、出血を伴ったりします。
それで、傷口の回復が遅くなるので、ガーゼはしようしないようにしましょう。