スタミナ不足の鍵はミトコンドリアが握っていた!

40歳を過ぎるころから、誰もが次のようなスタミナ不足の自覚をするようになります。
「若い時ほど無理がきかなくなった」「毎日の買い物がな~んだかちょっとしんどい」「家事をするのがすご~く面倒」・・・・
ところが、その鍵を握っていたのはミトコンドリアだったんです。(「ためしてガッテン」で放映)
だから、スタミナ不足を解消するにはミトコンドリアを活性化することだったんです。
Contents
スタミナがあるかないかはミトコンドリア次第

出典:asaichi
実は、スタミナがあるかないかは細胞の中にあるミトコンドリア次第だったのです。
ミトコンドリアが年とともに減ってきて、そのことがスタミナ不足の原因になっていたのです。
しかも、認知証やがんになりやすくなるのも、ミトコンドリア不足が原因だったと言うのです。
それで、ミトコンドリアを増やすことこそが活力の決めてだったのです。
エネルギーを作り出す重要な働き
スタミナのもとミトコンドリアはひとつの細胞に数100個~3000個あります。
ミトコンドリアは、食事から摂取した脂と糖、呼吸から得られた酸素を使って、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを作り出す重要な働きをしています。
つまり、ミトコンドリアが作るATPの働きによって、腕の筋肉や心臓の筋肉、脳の神経がちゃんと情報を伝えられるようにしているのです。
ATPは私達の体のエネルギーなのです。
ミトコンドリアが1日に作るATPは50キロにも及びます。
ATPを作るミトコンドリアがなければ私たちは生きていけないのです。
太陽にあたると発癌しにくいのは
安保徹先生によると、太陽の光にしっかり当たっていると発癌しにくくなるといいます。
それは、癌はストレスで悪化した内部環境に適応するためにミトコンドリアを削る遺伝子変異だということがわかったからです。
つまり、安保先生が言うにはミトコンドリアを削る遺伝子変異が発癌の仕組みだと言うのです。
どんな時ミトコンドリアは増えるか

出典:u-yasuhiro.com
日本医科大学の大田成男教授によると、ミトコンドリアはエネルギーが足りないと感じた時に増えるといいます。
細胞の中でATPがなくなるとミトコンドリアを増やす仕組みが働き、酵素がモニターとなってミトコンドリアを増やすスイッチをONにするのです。
大田成男教授
1951年 福島県生れ。
1970年 東京大学理科Ⅱ類入学
1974年 東京大学理学部化学科卒業
1979年 東京大学大学院薬学系研究科博士課程修
1979年 群馬大学助手、講師
1981年 スイス国バーゼル大学バイオセンタ−研究所 研究員
1985年 自治医科大学講師・助教授
1994年 日本医科大学老人病研究所 教授
2003年 大学院医学研究科加齢科学系細胞生物学分野 教授
2016年 順天堂大学大学院客員教授
2017年 日本医科大学定年退職/名誉教授
2018年 (財)日本分子状水素普及促進協会理事長専門分野は、分子細胞生物学、ミトコンドリア学、抗加齢医学、水素医学。著書に『ミトコンドリア病』(共著)など多数。
2007年、最も権威ある科学誌「Nature Medicine」に「水素は酸素ラジカルの細胞毒性を選択的に還元することにより治療用抗酸化物質として作用する」とする論文を発表をきっかけに世界中で研究が始まり、以来その引用数は1,500報を超えている。
実際は、ATPがなくなるのは少ししんどいと感じる運動を1分続けてからで、最低1分でもスイッチはONになります。
つまり、1分しんどい状態を保てばいいのです。
また大田教授によると、姿勢がいい人はミトコンドリアが多いのだそうです。
それは、姿勢を維持する筋肉にはミトコンドリアが多いからで、例えば背中をピーンと伸ばし続けてもミトコンドリアが増加するとのことです。
スタミナ不足を解消するには
ミトコンドリアの数は加齢などで減っていき、スタミナ不足になって疲れやすくなります。
スタミナ不足を解消し、ミトコンドリアを活性化するにはいくつか最適な方法があります。
早歩きの効果

出典:Aganism
ミトコンドリアのスイッチONにし、ミトコンドリアを増やせば疲れ知らずになります。
その鍵を握っているのが早歩きです。
実際、中部地方のとある街では、暮らしの中に「早歩き」を取り入れ、スタミナがついて疲れにくくなった人が続出しています。ゴルフでカートを使わなくなった74歳の男性は、持久力レベルが20%UP。やる気が強くなった68歳の女性は24%もUPしました。公民館に集まった平均年齢71歳の11名では、持久力が15%UPしたのです。
信州大学の能勢博教授の実験「250人を対象に実験した1万歩のウォーキング5か月」では、血圧は少し下がったものの他は目立った変化はなしという結果になってしまいました。
しかも、肝心の持久力は運動前より下がってしまったのです。
ただ歩くだけではミトコンドリアは増やせないことがわかったのです。
そこでインターバル速歩(ゆっくり歩き3分、早歩き3分)を交互に繰り返したら、血圧はぐんと下がり、持久力はものすごくUPする結果になりました。
それは、「早歩き」をウォーキングに取り入れることで、ミトコンドリアを増やすスイッチがONになったからです。
国士舘大学サッカー部では、インターバルトレーニングをやっています。ただ一般の人はそこまでできないので、とにかく、早歩きなどその人にとってエネルギーが足りないという状態を作り出すことが大切です。
私のお勧めは
私のお勧めはアーシングです。
アーシングはミトコンドリアを活性化し、スタミナをアップさせます。
アーシングすると大地から自由電子を体内に取り込むことができ、体の中に溜まった体内静電気を放出します。そしてガン化した細胞は、活性化したミトコンドリアによって廃棄されます。
アーシングに興味を持ち、初めて裸足で海岸の砂浜を歩いた時のあの感触が今でも忘れらません。1時間ほど歩いただけでとにかくお腹が空いたんです(笑)
体内に電子を取り込むというとどうしてもビタミンC等を考えてしまいますが、私たちの最も身近なところにあったのです。
それは地球です。
実は、地球は自由電子の宝庫だったんです!
「アーシング」という本の中に書いてあります。
「はだしで大地に立つと病気が治る」という本の中には、血管とミトコンドリアが最も大量に体内静電気を作っていると書いてあります。
そしてその体内静電気が、様々な病気を引き起こしていると・・・・・・。
だから、裸足になって体内静電気を排出する必要があるんです。
湧泉を意識して裸足になる
自由電子を体内に取り込むには、体と地球が直接触れ合うようにすればいいですが、最も効果的なのは足の裏にある湧泉というツボです。
従って、海辺の砂浜などを湧泉を意識して裸足で歩くのが一番いいです。
無理な場合は、部屋の中にアース線を引き込んでアーシングする方法もあります。
1分間のスタミナUP術(まとめ)
無理せずこまめに1分づつ早歩きや階段の2段上り、スクワットなどをすると、ミトコンドリアを増やすスイッチがONになり、効果があります。
ちょいキツの運動週60分の成果では次のようになりました。
つまり、1分60回のちょいキツ運動で、ミトコンドリアが増えスタミナがつくのです。
・1週間後 汗をかいやすくなり夏バテ防止
・2週間後 体重が1キロ減少
・1ヶ月後 歩くのが楽になる
・2ヶ月後 体が疲れにくくなる
食事での増やし方
番組で集まってもらった実験では、1日の消費カロリーから25%ひいた食事で、カロリー制限前と比べて、3週間後足の筋肉のミトコンドリアDNAの量が31%増加しました。
前述の大田教授によると、カロリー制限すると長寿遺伝子がONになり、長寿遺伝子の働きでミトコンドリアが増えるのだそうです。
体のエネルギーが足りないと感じたり、摂取カロリーが少ないと体はミトコンドリアを増やそうとするのです。
痩せ過ぎは良くないが、空腹感がミトコンドリアを刺激して数を増やすのです。
そこで、65歳位まではカロリー制限を、65歳を過ぎたら肉などたんぱく質の多い食事をすると良いのだそうです。
スタミナ食とは
ミトコンドリアの働きを助ける栄養素は次の3つです。
・タウリン~タコ、イカ
・ビタミンB群 うなぎ
・鉄分~レバーなど
※タウリンが足りないとミトコンドリアは増えてくれない。
※ビタミンB群や鉄はミトコンドリアがATPを作るために必要な栄養素。
ミトコンドリアは別の生き物だった
今から20年前ベストセラーとなった瀬名秀明著「パラサイトイヴ」では、細胞の中のミトコンドリアが突然意識を持ち人間に反乱を起こします。
ミトコンドリアは細胞の中でまるで生きているように動いています。
実はもともとミトコンドリアは別の生き物だったのです。およそ16億年前、ごく原始的な生き物しかいなかった時代、ミトコンドリアの祖先は海の中で小さなバクテリアとして存在していました。ところがある時、大事件が勃発。なんと他の生物の体の中に入り込んで体の一部となったのです。これがいわゆる真核生物と言われるものです。
ミトコンドリアを取り込んだ私たちのご先祖さまは、その後驚異的な進化を始めます。複雑な体を持ち、海から陸へ上陸、さらには高度な知性を持つまでになりました。
実は私達がここまで進化できたのはミトコンドリアが持っている特殊な能力のおかげなのです。私達がいま生き続けているのも、彼らの存在があるからこそなのです。
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