今が危ない!食中毒菌の感染を防げ

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食中毒菌の驚きの感染経路

食中毒菌の感染経路

出典:www.city.nagoya.jp

家庭で発生する食中毒の大半は細菌によるものです。

前もって、その感染経路を知っておけば、その原因を取り除くことができます。

 

一次汚染とは、自然界に存在する食中毒菌が食品素材やゴキブリなどに付着してしまうことです。

二次汚染とは、食中毒菌が付着した食品素材などからまな板や包丁、手指などを通して汚染されることです。

一次汚染を天災とすれば、二次汚染は人災と言えます。

 

あるテレビ番組で実験しましたが、二次汚染された食中毒菌は一瞬にして広がることがわかりました。

牛肉が食中毒の感染源だとすると、母親が牛肉を使って料理。肉を切って手を洗うがシンク台には菌が飛び散っていた。そして蛇口にも菌、手に菌がついたままタオルで拭いたためタオルにも菌、冷蔵庫を開ければ扉にも菌が付着。ささっと洗った包丁とまな板にはたくさんの菌が残っていて、菌が驚愕するほど増殖。子どもたちの手にも、手洗いや冷蔵庫の開け閉めで菌が感染。調理中の手で受話器を触れば、電話機にも菌が付着。菌が付着した受話器を受けとった父親の手にも感染。そして、家族一緒の食卓で、”菌も一緒に頂きます”という具合に・・・・。

実際には口の中に物を入れる時に手を洗っていれば大丈夫ですが、ほとんどの人が手洗いをして、してない状態という実態があります。

ほとんどの人が菌が付着したままの状態なのです。

手洗いはコロナウィルス対策としても必須条件です。

出典;wired.jp

 

手洗いのポイント

手洗いのポイント

出典:www.city.sapporo.jp

手洗いは、石鹸を付けてから手を拭くまで最低でも30秒は必要です。

汚れが残りやすいところに注意して、しっかり洗う必要があります。

①液体石鹸で手のひらをよくこする
②手の甲を伸ばすようにこする
③指の間も十分に洗う
④指先も念入りにこする
⑤爪の間も念入りに洗う
⑥手首を軽く握りながら洗う
⑦使い捨てのペーパータオルで拭く

上のようにしっかりと手洗いをすると、2,000個付着していた雑菌が54個まで減らせたというデータもあります。

 

また手洗いの見直しと合わせて、掃除の仕方を見直せば、より役に立ちます。

間違いだらけの掃除の仕方

出典;awesome-style.com

これは金スマでやっていたものです。この方法だと食中毒菌や他の悪い菌をたくさん吸い込むことはなさそうです。

掃除機を速く動かせば動かすほど、ホコリは舞い上がります。また、窓を開けてやると舞い上がったほこりがいろんなところに散らばってしまいます。正しい掃除機かけ方は次の通りやるのが良いのです。①掃除機は1mにつき5~6秒じっくりとかける。②中央からかけ、最後に隅をかける。③窓は開けないで掃除機をかける。

<拭き掃除の仕方>

水拭きはダメです。乾いたホコリは乾拭きがオススメです。何故なら、水拭きすると、水を介してホコリがくっつき、ホコリが残ってしまうからです。また、ゴシゴシ拭くと雑巾についたホコリが残ってしまい、きれいになりません。正しい乾拭きのやり方は、雑巾をUターンさせながら、一定方向にゆっくり動かすのがいいです。