若い女性から有名人まで腎臓病が急増~おじさんばかりではなかった?

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慢性腎臓病(CKD)とは?

CKD

腎臓病の人は成人の8人に1人、およそ1330万人が慢性腎臓病(CKD)の疑いがあり、新たな国民病「として注目されています。

CKDとは、日本腎臓学会編「CKD診療ガイド2012」によると、次のように定義されています。

CKD(慢性腎臓病)とは、腎臓の障害(蛋白尿など)、もしくはGFR(糸球体濾過量)60mL/分/1.73m2未満の腎機能低下が3カ月以上持続するもの、である。

 

CKDの男女比率は、男性1に対して女性30と圧倒的に女性が多いのが特徴です。

これは何故か?

女性の場合、上の腎盂腎炎の影響もあるのかも知れません。

 

しかも、自覚症状があまりないため、人工透析をせざるを得なくなるまで気がつかない人も少くないです。

 

腎不全になると人工透析治療が必要!

人工透析治療

出典:はまだクリニック

腎臓の働きが低下すると、本来尿として出るべき老廃物が体に溜まってしまいます。

それで、腎不全になると人工透析治療が必要となってきます。

さらに、慢性腎不全の末期になると、「尿毒症」となり、全身痙攣などの重篤な症状が現れるようになります。

 

また腎不全で人工透析を受けるとなると、1回4時間以上、週に12時間は必要です。

しかも、一度失った腎機能の回復は難しく、命を縮めることになります。

 

はまだクリニックのサイトには、次のように書いてあります。

ただ、漫然と透析だけを受けていませんか?透析患者さんには、高血圧、心不全、不整脈、狭心症、脳血管疾患などの様々な循環器系の障害が高い頻度で合併しています。これら循環器系疾患は予後に大きな影響を及ぼしています。当院ではこれらの病態をいかに把握し、管理・治療したらよいかを日々考え、実践しています。

 

腎移植という方法もありますが、日本では17年待ちとのことです。