若い女性から有名人まで腎臓病が急増~おじさんばかりではなかった?
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腎臓病早期発見のサイン
「肝腎要」の臓器、肝臓は復活しますが、腎臓は極めて治りにくいので、早期発見が必要です。
そこで今回、3つのサインを取り上げました。
それは、「尿」「むくみ」「血圧」の3つのサインです。
腎臓病のサイン1~尿
健康な尿の色は、淡い黄色か透明に近い色をしています。
濃いオレンジ色や緑色は注意が必要で、赤や黒の場合は尿に血が混じっていて、特に危険です。
においについては、甘酸っぱいにおいがあると糖尿病の疑いがあり、尿にタンパクが混じっていると、尿が泡立つようになります。
また、慢性腎臓病かそうでないかの判断は、血液検査でクレアチニンの量をチェックすればわかります。
腎臓病のサイン2~むくみ
むくみとは顔や手足などの末端に水分がたまり腫れている状態のことです。
そしてむくみのサインとは、
①まぶたが腫れぼったくなる、
②指輪が入らなくなる、
③靴がきつく感じるようになった、
④靴下のゴムの痕がなかなか消えないなどです。
腎臓病のサイン3~血圧
腎臓内科飯野靖彦先生によると、高血圧は腎機能低下の最も重要な原因で、機能低下を防ぐには血圧のコントロールが必要とのことです。
高血圧で血管が傷つくと動脈硬化も進み、腎機能も低下します。
実は高血圧患者の約3割に腎障害が隠れているという。
また、腎機能が低下することで高血圧を引き起こす場合もあります。
高血圧と腎臓病がこのような悪循環を繰返すと、急速に病状が進行します。
塩分を控え、適度な運動をして、血圧を下げることが必要です。