冬の乾燥から肌を守るにはどうしたらいいの?
冬になると、空気中の湿度が急激に下がり、肌にとって過酷な環境が始まります。11月から12月にかけては一年で最も湿度が低下する時期で、多くの方が「化粧水を重ねても乾く」「午後には顔がつっぱる」「笑うとしわが戻らない」といった悩みを抱えています。
冬の乾燥は、単なる季節的な現象ではありません。冷たい空気、急激な気温変化、暖房による室内の乾燥、そして厳しい風が組み合わさることで、肌のバリア機能が著しく低下してしまうのです。その結果、角層の水分が減少し、カサカサ、赤み、肌荒れ、かゆみといったトラブルが次々と現れます。
特に手、腕、脚、顔などの露出部分では、肌が突っ張ったり、ヒリヒリしたり、ひび割れが生じたりと、深刻な状態に発展することも珍しくありません。
しかし、諦める必要はありません。実は、高価な化粧品やサプリメントに頼らなくても、自宅で無料でできる効果的な対策があります。それが「運動」です。
「運動が肌の乾燥と関係あるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、医学的研究により、適度な運動が肌の乾燥や老化を改善することが証明されています。
運動による肌改善メカニズムは4つあります。まず、体内の炎症性物質が減少し、肌の赤みやかゆみが緩和されます。次に、汗が角層にとって天然の保湿液として機能し、角層水分量が向上してバリア機能が回復します。日本の大学生86名を対象とした研究(大泉涼介、2021年)でも、運動量が多い人ほど角層の水分量が高いという結果が示されています。
さらに、運動後にはミトコンドリアが増加して代謝が促進され、「マイオカイン」という美肌ホルモンも分泌されます。最後に、適度な運動は免疫細胞のバランスを整え、肌の炎症やアレルギー反応を防ぐ効果があります。
ただし、注意すべき点があります。乾燥肌対策では軽く汗ばむ程度の運動で十分で、強すぎる運動は皮膚の炎症を悪化させる可能性があります(折田久美、2010年)。おすすめは10~15分のウォーキング、ラジオ体操、軽いストレッチ、ヨガ、室内でできる踏み台昇降など、無理なく続けられる運動です。
運動以外にも、今日から実践できる対策があります。肌のターンオーバーは夜の睡眠中に行われるため、しっかりとした睡眠が美肌の基本となります。室内の湿度を50~60%に保つことも重要で、加湿器や濡れタオルを活用しましょう。
入浴時は、熱いお湯が皮脂を急激に奪って乾燥を悪化させるため、38~40℃のぬるめのお湯がおすすめです。また、甘いものの摂りすぎは「糖化」を引き起こし、肌の乾燥・シワ・くすみを進行させるため、糖質の摂取量にも注意が必要です。
冬の乾燥による肌トラブルは、年齢や体質だけが原因ではなく、日々の習慣が大きく影響しています。完璧を目指さず、まずは一つの習慣から始めてみてください。軽く体を動かす、お風呂の温度を少し下げる、甘いものをひと口減らすなど、小さな変化が「最近、肌の調子が違う」という嬉しい結果につながります。
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今日の言霊
冬の乾燥で、肌のバリア機能が著しく低下し、その結果、角層の水分が減少し、肌トラブルが次々と現れます。実は、自宅で無料でできる効果的な対策があります。それが「運動」です。by塩じぃ