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命に関わる“冬の血圧トラブル”は3つの対策で!

冬になると「入浴中に倒れた」「朝のトイレで意識を失った」といったニュースを頻繁に目にします。実は、これらの冬の血圧トラブルは特別な病気がある人だけに起こる現象ではありません。

寒さによる血管収縮、気温差による急激な変化、さらに隠れ脱水が重なることで、健康な人でも血圧が急上昇しやすくなるのが冬という季節の特徴です。特に早朝は交感神経が活性化し、血圧が最も高くなる時間帯として知られています。

冬に血圧が上昇する3つのメカニズム

出典;meitoh-hsp.or.jp


まず、寒冷刺激による血管収縮が最大の要因となります。外気温が下がると、体は体温を維持するために末梢血管を収縮させます。特に手足などの末端部分は心臓から遠く、もともと血流が弱い箇所のため、真っ先に冷えやすくなります。血管が狭くなることで血液の通り道が制限され、心臓はより強い力で血液を送り出す必要が生じ、結果として血圧が上昇するのです。

次に、冬特有の脱水状態が血液の粘度を高めます。寒い季節は喉の渇きを感じにくく、トイレの回数を減らしたいという心理から水分摂取を控えがちになります。しかし、水分不足により血液がドロドロになると、狭くなった血管内を流れにくくなり、さらなる血圧上昇を招く悪循環が生まれます。

さらに、加齢や生活習慣により血管そのものが硬化していることも重要な要因です。血管の弾力性が失われると、血圧の変動に対する適応能力が低下し、急激な血圧上昇に対応できなくなります。

ヒートショックと早朝高血圧のリスク

出典;www.d1yk.co.jp


特に注意が必要なのがヒートショック現象です。暖房の効いた部屋から寒い脱衣所や浴室への移動、さらに熱い湯船への入浴といった急激な温度変化により、血圧が短時間で大きく変動します。この変動が脳卒中や心筋梗塞の引き金となる可能性があります。

また、早朝は1日の中で最も血圧が高くなる時間帯です。起床時の交感神経活性化に加え、寒い朝の気温差が重なることで、冬の血圧トラブルのリスクがさらに高まります。