不安や恐怖を感じると免疫力の低下を招く!
不安や恐怖を感じると、私たちの身体はストレス反応を示し、これが免疫力の低下を招くことが科学的に証明されています。
免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるだけでなく、病気の重症化のリスクも高まります。
特に高齢者の場合、免疫力の低下はより深刻な問題となり得ますが、免疫力が保たれていれば、重症化する可能性はぐっと低くなります。
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いかなる時も笑って過ごすと・・・
現代社会において、不安や恐怖を引き起こす要因は無数にあります。
しかし、これらの感情にどう対処するかが重要です。
いかなる時も笑って過ごすと、ストレスを感じさません。
このように心の持ちようが、免疫力を高める鍵となります。
免疫システムには、自然免疫と獲得免疫の二つのシステムがあります。
自然免疫は、生まれながらにして持っている防御機能で、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)やマクロファージが主な役割を果たします。
一方、獲得免疫は、体が病原体にさらされた後に発展するシステムで、T細胞やB細胞が活躍します。
これらの免疫細胞は、年齢やストレスに影響されにくいものの、特に自然免疫を担うNK細胞は年齢やストレスによってその機能が低下しやすいとされています。
だから、免疫力を高めるためには、NK細胞を増やすことが鍵になるのです。(奥村 康 監修「免疫力」を上げて病気知らずの体になる!)
奥村 康先生
順天堂大学医学部 免疫学講座特任教授
アトピー疾患研究センター長1942年生まれ。免疫学者、医学博士。
米国スタンフォード大学留学、東京大学医学部講師を経て、順天堂大学医学部教授、同大学医学部長を歴任。2012年度より順天堂大学名誉教授。免疫細胞・サプレッサーT細胞発見者。現在は同大学特任教授。アトピー疾患研究センター長を務める。免疫学の国際的権威で著書、監修書多数。
笑って楽しく食べると
笑って楽しく食べる食習慣は大切です。
そしてよく噛むことです。
「かむ」ことの重要性を身を持って示した人に、アメリカの商人フレッチャーがいた。そこで彼は自己流であったが、どんなものでも一度口に入れたら、ドロドロになるまでかむことにしたのである。97.5kgあった体重が、4ヶ月たつと74.3kgになった。ウェストは150cmから94cmとなった。この頃のフレッチャーは、食事には30分から35分かけて、徹底して「かむ」ことを行っていた。しかも、1日1食で十分になったという。やがて60kgを切るまでになったフレッチャーは、51歳の時に自転車で月に1000km走るほどの体力の持ち主となった。
これによって、免疫力は強化されます。
以下に食習慣で免疫力を上げる事例を挙げておきます。
◆免疫力を強化する乳酸菌と納豆
◆にんにく&しょうがで健康促進
◆牛・豚・鶏をまんべんなく摂る
◆免疫をサポートする野菜を食べる
◆果物の多彩なプラス効果
◆卵を1日1個以上食べる
◆大豆食品を積極的に摂る
◆主食を玄米に切り替える
◆健康効果の高い海産物
◆免疫力を上げるキノコ類