【後悔】間違っていた腸を動かす温めポイント~おへそ
私は長年、下腹部や腰回りを温めることが腸の動きを良くする最善の方法だと信じていました。しかし、世界のトップアスリートが1秒1cmを競い合う姿を見ていた時、女子競歩の中国選手がおへそにテープを貼っている光景に出会い、これまでの認識が間違っていたことに気づかされたのです。
お腹全体ではなく、なぜおへそなのか。この疑問を調べていくうちに、腸を効率的に動かすための温めポイントが、実は私たちが思っているよりもずっとピンポイントであることが判明しました。
おへそを温める施術は、古代中国の医書「黄帝内経」にも記載されており、紀元前から五臓を温める方法として実践されていました。東洋医学では、おへそ周辺に「気」の巡りを整える重要なツボが集中しており、特におへその中心にある神闕(しんけつ)は“生命の入り口”という神聖な意味を持っています。
科学的な研究でも、おへその周囲を20分間温めることで、上腸間膜動脈(SMA)の血流が有意に増加することが証明されています。この動脈は腹部大動脈から分かれ、十二指腸・小腸・大腸に栄養や血液、酸素を送る重要な役割を担っています。
おへそが他の部位と異なる点は、皮下脂肪が薄いことです。そのため、ピンポイントで温めることで腹膜や腸管などの深部まで効率的に血流を促進できるのです。これこそが、私が長年見落としていた重要なポイントでした。