腎臓病はおじさんだけでなく若い女性や有名人の間でも急増!
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若い女性まで腎臓病、なぜ?
おじさんならいざ知らず、なぜ、腎臓病が30代、40代の若い女性に急増したのか?
この病気の拡大には、生活習慣が大きく関与していると考えられます。
特に、塩分の過剰摂取や運動不足、そして不規則な生活が、糖尿病や高血圧といった腎臓病のリスクを高める要因になっています。
それに加え、女性の場合はトイレを我慢して、水分を取らない人が多いため、腎盂腎炎にかかりやすいからです。
女性に多い腎盂腎炎!
腎盂腎炎とは、お茶の水内科大学のサイトには、「腎臓の腎盂という場所に細菌感染を起こした状態です。」と書いてあります。
つまり、腎盂腎炎とは細菌が尿道から膀胱の中に入り、尿管を逆流して腎臓の中で作られた尿を集める場所、つまり腎盂に入って炎症を起こす感染症のことです。
女性に圧倒的に腎盂腎炎が多いのは、男性より
①尿道が短いこと、
②膣や肛門と尿道口が近接していること、
以上の2つの点から、細菌が腎臓に進入しやすいからです。
加えて、女性はトイレをガマンしがちで膀胱炎になりやすいです。
それで、腎盂腎炎にかかる人が多いのです。
30代女性の事例
あさイチの番組では、30代女性が彼氏との京都旅行を明日に控えて、期待に胸を膨らませて眠りにつこうとしたときに襲われた症状を取り上げていました。
突然、棍棒になぐられた時のような激しい痛みと高熱(39~40度)に襲われたのです。それでも風邪と思い、2泊2日の旅行に出かけたのですが・・・。しかし、旅行中も熱と痛みが続き、一睡もできず。彼が買ってきてくれた風邪薬も全く効果なし。旅行が終わって、病院で検査を受けてはじめて、腎盂腎炎とわかったのです。
このように腎盂腎炎の症状は風邪と間違いやすく、検査を受けてはじめて気づく病気なので、注意が必要です。
腎盂腎炎の予防としては、尿をガマンしないことと水を飲むことです。
番組で紹介された女性は今はすっかり良くなって、毎日、2リットルの水を飲んでいるとのことです。
また排便後は細菌の進入を防ぐために、後ろから前に拭くのではなく、前から後ろに拭くようにすると良いです。