血圧や頭痛は低気圧に大きく左右される(気象病・天気痛)!

低気圧がやってくると、もう気が滅入りますね!
何故なら、血圧や頭痛は低気圧に大きく左右されるからです。
これを気象病とか天気痛とも呼ぶようです。
自分が低気圧の影響を受けやすいかどうかは記録をとるといいです。
「頭痛ーる」という無料アプリもあります。
でも、人間の体はなぜ低気圧によって大きな影響を受けるのでしょうか?
低気圧と血圧・頭痛の関係(気象病、天気痛)について考えてみました。

低気圧と血圧や頭痛には関係がある!
Contents
低気圧と血圧には密接な関係がある

出典:ドクターズガイド
気圧と血圧との間には、密接な関係があります。
気圧の変動しやすい時期は、血圧が乱れやすく、高血圧のリスクが極めて高くなるのです。
気圧の低下によりストレスが生じ、血圧の上昇につながるのです。
また、高齢で血圧の高い人は、脳出血発作を起こす危険性が考えられます。
まだ、それほど天気がくずれていなくても、低気圧が来る前の日に血圧上昇が強くおこります。
低気圧がやって来る時は、外出を控えるなどの注意が必要です。
本当は、それほど高血圧は恐い病気なのです。
低気圧は頭痛の原因にもなる

出典:column.dekiru-no1.com
低気圧がくると全身が膨張します。
それは大気から細胞にかかる圧力が低下するからです。
そのため、血液やリンパの流れ、血圧などに悪影響を及ぼすのです。
ドクターズガイドでは、低気圧による体調不調の原因の多くは自律神経が低気圧の変化に追いつかないこととヒスタミンの過剰分泌によるものとしています。そして、問題なのは「気圧の変化の最中」であり、特に「急激に低下するとき」が要注意とのことです。
また気圧の低下は”ズキンズキン”する辛い頭痛の原因にもなります。
気象病とは?天気痛とは?
上の低気圧と体調不良の関係のように、気象の変化が体調に影響を与え、なんらかの症状を発症したり、悪化させたりする病気を「気象病」と呼んでいます。
そして、それに伴う痛みを「天気痛」と呼んだりもします。
気象病としては、リウマチ以外でも、古傷の痛み、頭痛、気管支喘息、神経痛、胆石、血栓など、さまざまな病気が関係しています。
気象病を引き起こす原因は、気温や気圧が急激に変化する前線がその代表的なものです。
もともと人間には環境に順応する力が備わっていますが、強力な低気圧のように急激に環境が変化すると、体の順応が追いつかず体調に異常をきたし、病気を発症してしまいます。
冷暖房の普及などで、人間が本来持っている急激な環境変化能力が低下しており、気象の変化にうまく体を調整できない人が増えているのです。
気象病や天気痛は迷信ではなかった!

出典:kirei-torisetsu.com
台風や梅雨前線、寒冷前線などの低気圧が人間の身体に影響を及ぼすのは高血圧だけではありません。
産経新聞によると、「京都大付属病院の橋本求・特定助教らは、リウマチ患者の臨床データと気象庁の天候情報を分析し、気圧が低いほど関節の痛みや腫れが悪化するとの相関関係を明らかにした」ということです。
橋本求
近年、リウマチ性疾患の治療は大変に進歩しました。しかし、それはまだ「治癒」ではありません。臨床面では、現在ある最善の治療を提供できるように、研究面では「治癒」を目指して努力していきます。「有法子」これは、郷里の松山で95歳まで開業医を続け亡くなった私の祖父の診察室に掲げてあった言葉です。「どんなに困難であっても、方法はきっとある、必ずある」そう信じて、日々の診療や研究にあたっています。
気象病は迷信ではなかったことが、はっきりと証明されたのです。
リウマチ患者約2千人のデータと、気象庁が公開している天候情報を分析した結果、気圧が低くなるほど痛みや腫れの悪化を訴える患者が多く、3日前の天気が最も影響。
湿度も若干関係するが、気温との相関はなかった。気温は無関係だった。
このことを統計学的に実証したのは世界初で、米オンライン科学誌プロスワンに掲載されました。
これまで「天気が悪くなると関節リウマチの症状が悪化する」「痛みなどがひどくなってきたので天気が崩れる」と医師や患者の間で感覚的に語られていましたが、証明するのは難しかったということです。
橋本特定助教は「なぜ関係があるのか仕組みまでは分からないが、医療現場で感覚的に言われていたことは確かだった」と話しています。
【この差って何ですか】のTV番組でも証明

出典:shimisukers.com
天気痛について実証実験を行ったのは、愛知医科大学の佐藤先生です。
実証実験の内容は次のようなものでした。
今年3月に「おかあさんといっしょ」を卒業したよしお兄さんは、天気痛によく悩まされるという。そこで、気圧を自由に調整できる装置に2人の女性とともに入って検証した。すると、高気圧から低気圧になった段階で、3人とも天気痛の症状があらわれた。耳の奥にある内耳が気圧の変化を感じ取っているので、その部分が敏感な人が天気痛になりやすいという。
気象病や天気痛の対処法
気象病や天気痛の原因については,まだはっきりとは解明されていません。
前述の佐藤先生は次のような考え方をされています。
内耳が気圧の変化を感じると、血管が急激に収縮して血行がさらに悪くなっていく。
そうすると、痛み神経が刺激されることで痛みが出るのではないか。
対処法は、耳を温めて血行を良くする事だそうです。
それにはくるくる耳マッサージ」です。
「その原因Xにあり」のテレビ番組でも、気象病は「くるくる耳マッサージ」で予防できると放映されました。
またアーシングすると、血流が劇的に改善しますから、天気痛にはピッタリかも知れません。
気象病や天気痛で悩んでいる人は是非とも、試して欲しいです。
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