低気圧と血圧や頭痛などの関係|高血圧の予防には

低気圧がやってくると、特に高血圧の人は要注意です。
何故なら、低気圧は血圧や頭痛などに大きく影響を及ぼすからです。
自分が低気圧の影響を受けやすい体質かどうかは記録をとるのが一番です。
「頭痛ーる」という無料アプリもあります。
でもなぜ、人間の体は低気圧によって大きな影響を受けるのでしょうか?
低気圧や血圧の関係に加えて、高血圧の問題や予防法についても考えてみたいと思います。
Contents
低気圧と血圧の関係
気圧と血圧との間には、密接な関係があります。
気圧の変動しやすい時期は、血圧が乱れやすく、高血圧のリスクが極めて高くなるのです。
気圧の低下によりストレスが生じ、血圧の上昇につながるのです。
また、高齢で血圧の高い人は、脳出血発作を起こす危険性が考えられます。
まだ、それほど天気がくずれていなくても、低気圧が来る前の日に血圧上昇が強くおこります。
低気圧がやって来る時は、外出を控えるなどの注意が必要です。
それは本当は高血圧は恐い病気だからです。
低気圧と体調不良

出典:column.dekiru-no1.com
低気圧がくると全身が膨張します。
それは大気から細胞にかかる圧力が低下するからです。
そのため、血液やリンパの流れ、血圧などに悪影響を及ぼすのです。
ドクターズガイドでは、低気圧による体調不調の原因の多くは自律神経が低気圧の変化に追いつかないこととヒスタミンの過剰分泌によるものとしています。
そして、問題なのは「気圧の変化の最中」であり、特に「急激に低下するとき」が要注意とのことです。
また気圧の低下は”ズキンズキン”する辛い頭痛の原因にもなります。
気象病は迷信!?
台風や梅雨前線、寒冷前線などの低気圧が人間の身体に影響を及ぼすのは高血圧だけではありません。
産経新聞によると、「京都大付属病院の橋本求・特定助教らは、リウマチ患者の臨床データと気象庁の天候情報を分析し、気圧が低いほど関節の痛みや腫れが悪化するとの相関関係を明らかにした」ということです。
気象病は迷信ではなかったことが、はっきりと証明されたのです。
リウマチ患者約2千人のデータと、気象庁が公開している天候情報を分析した結果、気圧が低くなるほど痛みや腫れの悪化を訴える患者が多く、3日前の天気が最も影響。
湿度も若干関係するが、気温との相関はなかった。気温は無関係だった。
このことを統計学的に実証したのは世界初で、米オンライン科学誌プロスワンに掲載されました。
これまで「天気が悪くなると関節リウマチの症状が悪化する」「痛みなどがひどくなってきたので天気が崩れる」と医師や患者の間で感覚的に語られていましたが、証明するのは難しかったということです。
橋本特定助教は「なぜ関係があるのか仕組みまでは分からないが、医療現場で感覚的に言われていたことは確かだった」と話しています。
気象病とは?
上の気象とリウマチの関係のように、気象の変化が体調に影響を与え、なんらかの症状を発症したり、悪化させたりする病気を「気象病」と呼んでいます。
気象病としては、リウマチ以外でも、古傷の痛み、頭痛、気管支喘息、神経痛、胆石、血栓など、さまざまな病気が関係しています。
気象病を引き起こす原因は、気温や気圧が急激に変化する前線がその代表的なものです。
もともと人間には環境に順応する力が備わっていますが、強力な低気圧のように急激に環境が変化すると、体の順応が追いつかず体調に異常をきたし、病気を発症してしまいます。
冷暖房の普及などで、人間が本来持っている急激な環境変化能力が低下しており、気象の変化にうまく体を調整できない人が増えているのです。
気象病の予防は「くるくる耳マッサージ」がいい!
「その原因Xにあり」のテレビ番組で放映されたものです。
それによると、気象病は「くるくる耳マッサージ」で予防できるとのことです。
また、気象病の症状を軽くするには乗り物酔いの薬を飲むと効果がある場合があると放映されました。
気象病で悩んでいる人は是非とも、試して欲しいです。
高血圧は本当は恐い!

出典:kenko-pita.com
高血圧は別名サイレントキラーとも呼ばれるように、ハッキリとした自覚症状がありません。
それで、多くの人に軽く思われがちですが・・・。
でも、低気圧が来なくても、高血圧は本当は恐いのです。
池谷敏郎先生(池谷医院院長)によると、倒れた人はほとんどのケースで倒れた瞬間まで自分の血圧が高いことに気付いていないとのことです。
つまり、脳出血やくも膜下出血、大動脈瘤の破裂などで倒れてから、高血圧に気づく場合が多いということです。
高血圧は死に直結する!
金スマで紹介された専業主婦Aさん52歳も、喧嘩したストレスにより血圧が上昇。
過剰な負担がかかった結果、血管を圧迫し脳卒中を引き起こしてしまいました。
上図のように血圧が高い人は、低い人に比べて、脳卒中を引き起こす確率は最大8倍にもなります。
しかしながら、高血圧は自覚症状がないまま知らず知らず症状が進んでしまうため、ある日突然、命を落としてしまうのです。
1日にすると約300人もの人が命を落としているのです。
自覚症状がなくても、常日頃から高血圧の人は、血圧を下げる必要があります。
1日たった5分、ふくらはぎマッサージをするだけでいいのですから・・・。
元低血圧の人も高血圧になる危険が!
血圧は年齢とともに変化します。
若い頃に低血圧でも、将来、高血圧になる可能性は十分にあるのです。
特に女性は注意が必要で、血圧を下げる働きのある女性ホルモンが減り始めたら、要注意です。
アラフォー以降は高血圧になる可能性が極めて高いのです。
以下の血圧チェックをしてみてください。
6つ以上当てはまる場合は、高血圧になりやすいタイプなので、要注意です。
どれだけ高血圧になりやすいのか?
10のチェック
6つ以上ある人は、怒る前に深呼吸をするとか人に優しくするように心がけてください。
①常に時間に追われている。
②プライドが高いとよく言われる。
③何事にも負けたくない。
④ちょっとした事で怒りやすい。
⑤時間に正確である。
⑥片付けないと気がすまない。
⑦緊張しやすい。
⑧行列に並ぶのが嫌。
⑨時間を忘れ何かに没頭する。
⑩早口でしゃべる。
1日1杯のみそ汁で高血圧予防!
みそ汁には塩分が多く含まれているから、みそ汁を控える人が多いですが・・・
ところが、みそ汁は血圧を下げる効果が期待できるのです。
そのことを明らかにしたのは、みそ汁と血圧の関係を研究している上原誉志夫教授(共立女子大学、家政学部)です。
みそ汁の中に腎臓から食塩を排出する機能成分があり、食べた食塩が体内に留まるというよりも腎臓から出ていってしまうとのことです。
また、5日間のみそ汁摂取回数が3~5回の人よりも、6~15回の人の血管年齢が若いというデータもあるようです。

出典:president.jp
1日1杯のみそ汁は、血管年齢も若返らせるのです。
味噌の塩分の謎(NHK美と若さの秘密)
「NHK美と若さの秘密」でも、味噌には血圧を上げない成分が含まれていることが明らかにされました。(上原誉志夫教授のネズミを使った実験)
その事を推察できるデータとして、下表のようなデータも示されました。
日本、中国、イギリス、アメリカの国別塩分摂取量で日本は12gと最も高い塩分摂取量になっているにもかかわらず、日本の血圧は117と最も低くなっているのです。
ミーソソースで高血圧防止
塩やケチャップを味噌に置き換えることができれば、あまり塩分を気にしなくても、高血圧を予防することができます。
そこで、和田明日香さんに味噌を原料にした「ミーソソース」の作り方を教えて頂きました。
参加者からもこれはミートソースだと味も大評判でした。
具体的作り方は上の画像をクリックしてください。
タオルグリップ体操で高血圧を予防
池谷先生によると、下のようなグリップ体操をすると、血流が溜まったものが再開し、その刺激で血管が開き血圧が低下するとのことです。
①口は開いて腰はラクにしながら、
巻いたタオル(ペットボトル)を片手で2分握りしめる(3割程度の力)。
②1分休憩(ダラーンとする)。
③別の手で2分握る。
④これを再度繰り返す。
また、池谷先生はつい最近、「ゾンビ体操」という健康法を編み出されたとのことです。
グリップ体操と併せて、楽しみながらやってみてください。
ゾンビ体操公式】ついに書籍化!病気が「逃げ出す!」3分間の脱力体操yutube動画
最後に、高血圧を予防したり、血圧を下げるには、日本山人参というお茶が一番です。
粒錠タイプもあります。
詳しくは、「 降圧剤は副作用が恐い!血圧を下げるお茶なら安心!」をご覧ください。