辛い冷え性…靴下と重ね着、逆効果かも!?
寒暖差はぎっくり腰の原因にも
私たちの体は外気温の変化に対応するため、自律神経が体温調整を行っています。しかし急激な気温低下が繰り返されると、この調整機能が過剰に働き、ぎっくり腰など深刻な不調を引き起こします。
まず自律神経の乱れによる疲労感が挙げられます。交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、常に緊張状態が続くことで心拍数が上がり、血管が収縮し続けます。その結果、血流が滞って酸素や栄養が届きにくくなり、疲労物質が蓄積されるのです。
次に血管への負担と冷えの問題があります。血管の収縮と拡張が短時間で繰り返されることで血圧が変動し、心臓や血管に大きな負担がかかります。これにより頭痛、肩こり、手足の冷えやむくみが生じやすくなります。
免疫力の低下も深刻な影響の一つです。体が冷えると血流が悪くなり、白血球やリンパ球といった免疫細胞の働きが低下します。また自律神経の乱れにより腸の働きも悪くなり、免疫細胞の約7割が集まる腸内環境が悪化することで、さらに防御力が弱まってしまいます。
筋肉や代謝の低下も見逃せません。血流の悪化により筋肉に酸素や栄養が届かず、老廃物が蓄積されます。代謝が落ちることで疲労回復が遅れ、肩こりや首こり、むくみの原因となります。
最後にメンタルへの影響も深刻です。秋から冬にかけて日照時間が短くなると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が減少します。セロトニンは心を前向きにし、ストレスを和らげる重要な物質ですが、急激な気温低下による自律神経の乱れと相まって、理由のない憂うつや気分の落ち込みが現れやすくなります。