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長引く咳の新常識はその咳止めは逆効果かも!

冬の季節になると、室内と外の気温差でが出たり、乾燥で喉がイガイガしたりする方は多いのではないでしょうか。特に最近は、朝晩の冷え込みと昼間の暖かさという大きな寒暖差に、体や喉が振り回されやすい時期です。

そんな時期に出やすいのが、止まらない咳、痰がからむ症状、夜中に咳き込んで目が覚める、横になると余計に咳が出るといった不調。あるいは、風邪はもう治っているはずなのに咳だけがずっと続く状態に悩んでいる方も少なくありません。

「熱はないのに咳だけ出る」「体は元気なのに咳だけ止まらない」こうした症状は、一度出始めると夜眠れなくなったり、体力がどんどん削られていきます。

そんなつらい咳に対して、多くの方が良かれと思って行っている対処法が、実は回復を遅らせている可能性があることをご存じでしょうか。

「とにかく、この咳を止めたい」という一心で、ドラッグストアで咳止めを購入したり、病院で薬を処方してもらったりする方は多いでしょう。夜も眠れないほどの咳や、仕事に支障が出るほどのつらさを感じていれば、「今だけでも止まってほしい」と思うのは当然のことです。

しかし、その咳止めという選択が回復を遅らせている場合があります。本来、咳は痰、細菌、ウイルス、ホコリといった異物を体の外へ追い出すための大切な防御反応なのです。

ところが、強い咳止めの薬は、この自然な反射そのものを無理やりシャットダウンしてしまいます。すると体の中では、痰が体内に残り続ける、菌が排出されない、炎症が気道に残るといった状況が起こり、結果として長引く咳の新常識はその咳止め、逆効果かも!「夜中に止まらない」状態になりやすくなります。

さらに注意すべきは、長引く咳に対しては咳止めの薬がほとんど効果がないという報告が複数あることです。特に、痰が多く出る咳の場合、痰を出すこと自体が重要な治癒過程であり、無理に止めることは適切ではありません。

一方で、咳で眠れない、胸やお腹に痛みが出るほど強い咳が続く、仕事や日常生活に大きな支障が出ている場合は、適切な治療が必要です。また、肺炎や気管支炎など感染症が原因の場合は、原因除去が優先されるため、医師の診断を受けることが大切です。