糖質制限食は○○だが「苦み」は脂肪を分解する力がある!

糖質制限食は血糖値を手っ取り早く下げることから2008年頃から脚光を浴びるようになりました。
今では糖尿病患者だけでなく、ダイエットにも効果があるということでブームになっています。でも、そのブームにまるで釘を刺すかのように糖質制限食の危険性も唱えられるようになりました。
ところで、「苦み」もダイエット効果があることをご存じでしたか?
糖質制限食以外にも、ダイエットに効果的な方法はいろいろあるのです。
Contents
ステーキよりご飯の方が太る
これはある健康雑誌に載っていたものです。
確かにステーキを食べても、ほとんどはアミノ酸に変わりますので、血糖値は上がらないので、太りません。
ところがご飯の糖質は、ブドウ糖に変わり血糖値を上げるから、太るのです。
この雑誌によると、ご飯1杯(約150g)で糖質55gで、血糖値は165mg/dlアップするそうです。
他方ステーキ300gは、糖質1g以下で、血糖値は3mg/dlも上がらないとのことです。
これは誰しもが異論のはさみようもない事実です。
しかも実際、糖質制限食を実施しておられる多くの方が血糖値をうまくコントロールしておられるみたいなので、糖質制限食が糖尿病に効果的なのは疑う余地がありません。
ただし気をつけないといけないことがあります。
それは糖質制限食は相対的にたんぱく、高脂質食になるので、腎不全や腎機能障害の人は糖質制限食はしてはいけないということです。
またインスリン注射や経口薬を服用している人は血糖値が下がりすぎることがあり危険ということです。
脳梗塞を発症した71歳の男性

出典:ebm.jp
今日は、ネットでたまたま見つけた「糖質制限食開始後、3年2ヶ月後に脳梗塞を発症した事例」を見つけましたので紹介します。
ダイエットや血糖値を下げる効果のある糖質制限食をする場合、どういう点に注意しないといけないかがよくわかります。
結論だけいいますと、糖質さえ摂らなければ後は何をいくら食べてもいいという「糖質制限食」は極めて危険だということです。
この男性は、糖尿病で薬を飲み、コレステロールもかなり高かったようです。そこに肉も揚げ物も食べていい「糖質制限食」を知って、日本酒304合+ビール750mlほぼ毎飲み、劣化脂質を非常に多く含むトンカツを頻繁に食べていたようです。しかも野菜はキライだというのです。
それで、もともとあったプラークの堆積速度が速まり、脳梗塞の時期を早めたというのです。