中国で古くから伝わる 「腸を潤す養命薬」とは?
冬の乾燥した空気は、肌や喉だけでなく、体の内側にある腸にも深刻な影響を与えています。腸の乾燥は目に見えないため気づきにくいものの、便秘や腹部の不快感として現れることが多く、放置すると腸内環境の悪化や免疫力低下につながる可能性があります。
腸が乾燥すると、蠕動運動が鈍くなり、便が腸内に長時間留まることになります。その結果、便から水分が過度に吸収され、コロコロとした硬い便や残便感、さらには排便時の痛みや出血といった症状が現れます。また、便の滞在時間が長くなることで有害物質が生成され、腸内環境が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。
このような腸の乾燥対策として、中国では古来より「神農本草経」という最古の漢方書に記載された特別な食材が重宝されてきました。それが黒ごまです。この小さな種子は「不老不死の秘薬」として位置づけられ、数千年にわたって腸を潤す養命薬として活用されてきた歴史があります。
黒ごまの約50%を占める良質な脂質は、便の滑りを改善し、スムーズな排便を促進します。さらに豊富な不溶性食物繊維が腸を適度に刺激し、蠕動運動を活発化させる働きも持っています。特に注目すべきは、黒ごま特有の成分であるゴマリグナンの存在です。この成分には強力な抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレス軽減、肝機能の向上、血糖値の安定化、コレステロール値の改善など、多岐にわたる健康効果をもたらします。
黒ごまの効果を最大限に引き出すためには、1日大さじ1杯程度のすりごまとして摂取することが重要です。ごまの硬い種皮は消化酵素では分解されにくいため、そのまま摂取しても栄養成分が吸収されずに排出されてしまいます。すり鉢やミルで細かく砕いた状態で摂取することで、栄養素の吸収率が格段に向上します。
より効果的な摂取方法として、他の食材との組み合わせも重要なポイントとなります。ブロッコリーと合わせれば抗酸化力が増強され、納豆との組み合わせでは整腸作用が高まり、ミネラルと脂質の吸収も促進されます。しらすと一緒に摂取すると、カルシウムの吸収率が向上するという相乗効果も期待できます。
ただし、すりごまは酸化しやすいという特性があるため、長時間の保存は避け、できるだけ新鮮な状態で摂取することが大切です。毎食時にその都度すって使用するか、短期間で使い切るようにしましょう。
毎日の食事に大さじ1杯の黒ごまを取り入れることで、腸の乾燥を防ぎ、健やかな腸内環境を維持できます。この古来からの知恵を現代の食生活に活かし、冬の乾燥に負けない潤いのある腸を手に入れてください。

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黒ごまの良質な脂質は、便の滑りを改善し、スムーズな排便を促進します。さらに豊富な不溶性食物繊維で腸の蠕動運動を活発化させます。by塩じぃ



